まるでラピュタ!?知られざる不思議な観光スポット~新潟県 佐渡島 北沢浮遊選鉱場跡~

執筆者: ドラヨス
まるでラピュタ?知られざる日本の不思議な観光地

ちょっと普通じゃない観光地を紹介している私のコラムですが、今回は日本にいながらまるでラピュタにでもいるような、そんなあまり知られていない観光スポットをご紹介いたします!

 

ラピュタのような風景と言えば、兵庫県にある竹田城跡ペルーにあるマチュピチュなどが有名ですが、今回ご紹介するのはまたそれとはちょっと趣が違います。

一体どんな風景なんでしょうか。

まさにラピュタ庭園!北沢浮遊選鉱場跡

実はそんなラピュタのような風景があるのは、新潟県佐渡島

フェリーを使わないと行けない土地なので馴染みが薄い方もいらっしゃるかもしれませんが、最近はJRの旅行ポスターなどでも佐渡島にスポットを当てていたりしているので、興味を持たれている方も

いらっしゃるのでは?


佐渡島には宿根木大野亀など素敵なスポットが有りますが、それらと併せて見ていただきたいの

が、佐渡金山浮遊選鉱場跡がある相川北沢地区です。


 

荒廃した文明施設に、自然の蔦が絡まる姿は、それこそラピュタのよう!

初めて見た時は、かなり感動しました。


高台から見下ろしてみると、そのスケールは大迫力!


 

佐渡金山といえば、お金を払って金の採掘体験が出来る坑道などが有名ですが、こちらの相川北沢町にある浮遊選鉱場跡地は無料です。

高台から降りて来て見ると、下から見上げたスケールはさらに迫力でした!


 

こちらの北沢地区の巨大施設は、金の選鉱・精錬施設の跡。


 

昭和13(1938)年に、国を挙げての金の大増産が始まると、こちらの北沢地区には月間7万トンの鉱石処理が可能な「東洋一の浮遊選鉱場」が当時最先端の西洋技術を導入されて作られたそうです。

 

第二次世界大戦中に完成しましたが、佐渡の金の採掘量自体が減り、その数年後には主要生産物が金から銅に切り替わったため、昭和27(1952)年には閉鎖。

東洋一、と言われただけに、そのスケールはとても大きいです。


 

頼めばガイドさんにツアーで紹介していただけるようです。

施設の右側に残っているレンガ造りの建物は、火力発電所の跡。


 

現在は資料館として開放されています。火力発電所の周りも、また幻想的な風景。


 

映画のワンシーンのような風景ですね。


 

高台から見下ろした時に気になっていたコロッセオのような建造物、こちらも見てみましょう。


 

こちらはシックナーと呼ばれる、泥状の鉱石から水を分離する施設。
直径が50mもあるそうです。
近づいてみると、その巨大さがわかります。


 

これまたラピュタのようですね!

巨大な建造物というのは、見るだけでも感動できます。

しかも、この北沢浮遊選鉱場跡には、文明の繁栄と衰退、自然と廃墟の融合、そんな侘び寂びの世界があります。

映画の中でしか見ることが出来ないような、そんな世界観の中に身を置くことができるのです。

おわりに

 

ラピュタのような風景を感じていただけましたでしょうか。

こちらの北沢浮遊選鉱場跡、あまり観光地としてプッシュされていないので、佐渡に行かれてもスルーされてしまう方も多いのでは?

これほど素晴らしいところを見ずに佐渡を去ってしまうなんてもったいないですので、佐渡に行かれ

た際にはこちらの北沢浮遊選鉱場跡にも観光されることをオススメいたします。

 

こちらへのアクセスは、相川郷土博物館前のバス停が近くですので、車でもバスでもアクセスできます。

 

知られざる日本の不思議な観光地、まだまだありますので、こちらの記事がご好評いただけたならま

た別の不思議観光地をご紹介したいと思います。 

 
 コラムニスト情報
ドラヨス
性別:男性  |  

自動車やB級スポット、写真、グルメ、カフェ、音楽、ねこが好き。

休日には車の試乗をしたり、昭和の雰囲気残る街並をカメラ片手に散歩してます。

「ワンダー速報」というブログを毎日更新で運営しています。
http://drumsyos.blog.fc2.com/