白い服に合う色は?ホワイトコーデの組み合わせ例「着痩せカラー」と「太く見えるカラー」

白(ホワイト)を取り入れたファッションコーディネート -着痩せ・ボリューム感など体型をカバーした綺麗な着こなし例-

執筆者: 安田 紀子 職業:カラーコーディネーター・カラーセラピスト・パワーストーンセラピスト
はじめに

こんにちは。カラーコーディネーターの安田紀子です。

さて、今回は「白」についてのお話です。

 

 

白の持つ意味と効果

白の持つイメージとはどういったものでしょう。

多くの方が、清潔・無垢・純粋などの好印象を持たれていると思います。


では、実は、白はリラックスするときには向いていない色であることをご存じでしょうか。

白の持つイメージから、無意識に「汚してはいけない」という意識が働き、緊張感が生まれてしまうのです。


お部屋でリラックスするときに使う白は、オフホワイトのように多少の汚れが目立たない白のほうがリラクゼーション効果を感じられるはずです。

 

 

白は太って見える?

また、これからの季節、爽やかな白を取り入れた着こなしが増えてくるかと思いますが「白は太って見える」とお感じの方も多いのではないでしょうか。


白は膨張色と呼ばれ、実際よりも大きく見せる効果があります。

これは、白い輪郭が背景に滲み出て見えるためです。


囲碁で使う碁石は、この現象を考慮して視覚的に同じ大きさに見えるよう白い石のほうが少し小さく作られています。

 

 

プロポーションに合った着こなし例

白を着こなしに取り入れるときは、ご自身の体型が上半身ボリューム型なら下半身に白を、下半身ボリューム型なら上半身に白を取り入れる…というように工夫されると、白の膨張効果を活かし、バランスのとれた着こなしになります。

 

縦ラインを意識したアイテムを加えてみる

全身にボリュームのある方は、縦のラインを意識して白を使ってみてください。

白のワンピースに濃い色のロングジャケットを羽織る、長めのストールを垂らしてみるなど、視線が縦に流れるようにすると効果的です。

 

白と合わせたカラーコーディネート例

最後に、いくつか白とのカラーコーディネート例を挙げておきます。


どの色あいでも、薄い色ではどうしても膨張して見えてしまいます。

そのため、引き締め効果をご希望の方は濃い色を、ボリュームを持たせたい方は淡い色を合わせると良いでしょう。

青(ブルー系)

引き締め希望:ロイヤルブルー、紺、ターコイズブルー

 


ボリューム希望:ペールブルー、パウダーブルー

 

 

ピンク

引き締め希望:フューシャピンク、マゼンタ

 


ボリューム希望:ペールピンク、ベビーピンク

 

 

黄色(イエロー系)

引き締め希望:レモンイエロー、サンフラワー

 


ボリューム希望:ペールイエロー、クリーム

 

 

緑(グリーン系)

引き締め希望:アップルグリーン、エメラルドグリーン

 


ボリューム希望:ペパーミント、ペールグリーン

 

 

赤(レッド系) 

引き締め希望:スカーレット、バーミリオン

 


ボリューム希望:なし。ピンクになります。

 

おわりに

「白」はいろいろな色と相性がいい反面、合わせる色によって印象が大きく変わる色です。
白を単色で使うのではなく、いろいろな色と組み合わせて楽しんでみてください。

 
 コラムニスト情報
安田 紀子
現在地:神奈川県川崎市  |   職業:カラーコーディネーター・カラーセラピスト・パワーストーンセラピスト

川崎市でカラーサロン「nrk color circle」を営んでおります、安田紀子です。
4シーズンを細分化したパーソナルカラー10タイプ分類を対面診断、写真診断で行っています。カラーセラピストとしての知識も活かし、似合う色プラス効果的な色の使いかたをお伝えしています。
TEL:080-1177-9439 
〒216-0004 川崎市宮前区鷺沼1-11-14 鷺沼パレス906
HP:http://nrkcolor.com/

・日本色彩学会正会員
・色彩検定1級/後任カラーデザイナー
・東商カラーコーディネーター検定1級(第2分野)
・カラーセラピスト
・パワーストーンセラピスト