パーマのウェーブを長持ちさせる方法!お手入れの仕方、乾かし方などカールをキープするコツ

執筆者: colonna
はじめに

服装に合わせて髪型も華やかにチェンジする方も多いと思われます。

ショートカットや大人っぽいウェーブを始め、カールスタイルなどは女性らしくて人気の髪型ですね。


しかし、すぐにカールが取れてしまうし、傷みも目立つといったお悩みも多く耳にします。
今回はパーマを長くキープする乾かし方をお伝えします。

 

 

パーマが取れてしまう仕組みとは

パーマをキープするための1つ目のポイントは、ヘアケアを心掛けることです。

 

パーマをかけた髪の毛は、どんなにオーガニックや髪に優しいパーマ剤を使用していたとしても、少なからず薬品の力で傷んでいます。

キューティクルが開き、髪の毛の内部のタンパク質が簡単に流れ出てしまう状態でもあります。

 

パーマとは、1つ目の薬品によって髪内部のタンパク質の形を変えて、2つ目の薬品で髪の状態を固定させるといった技術です。

そのタンパク質が流れ出てしまうということは、パーマが取れてしまうということになります。

 

 

トリートメントでタンパク質の流出を防ぐ

流出させないためにはどうすれば良いのでしょうか。

それは、内部のタンパク質を補給し、髪の外側に蓋をする必要があるのです。

そして、その両方が出来るのがトリートメントなのです。

 

ただ塗っておけば良いというわけでもなく、付け方にも少しポイントがあります。

 

パーマヘアのトリートメント方法

地肌は汚れの原因になるので避けて、痛みやすい毛先へ重点的に付けるようにして下さい。

そのときにカールを延ばさないよう、くるくると指でカールの形を作ると、カールの形がキープされやすいです。
そしてぎゅっぎゅっと髪の毛を握り込み、内部に栄養が浸透するようにしてください。

 

そのまま5分以上時間を置くと、お風呂のスチーム効果で更に無駄なく栄養を与えることができます。専用のヘアパックアイテムなどを使用しても良いかと思います。

洗い流すときも、ほんの少し滑らかさが残る程度に流してください。

ただし地肌にトリートメントが残るといけませんので、地肌を中心に洗い流すと良いでしょう。

 

お風呂から上がったら、アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)を湿った髪に塗りましょう。

沢山の種類がありますが、パーマ用の製品も出ていますので、できるだけそちらを使うことをお勧めします。
間違ってもストレート用を使わないよう、製品の特徴はチェックしてくださいね。

 

 

キープに大切な乾かし方のポイント

そして意外と見落としがちなのが乾かし方です。
これがパーマキープの2つ目のポイントです。


とにかくカールやウェーブを形作ることが大切です。
乾かしているときも、そのパーマが出るように工夫して乾かしてください。

 

乾かし方の基本

髪の乾かし方の基本は、根本から乾かすことです。

どのような長さ・スタイルでも、これは変わりません。

根本が濡れていると、どれだけ毛先を乾かして形を作っても根本の水分が時間と共に落ち、結局形が崩れてしまいます。

とにかく最初に根本を乾かすことが大切です。

ショートヘアの場合

ショートの方は、毛流れをある程度意識しながら握るように乾かします。

この時、バサバサと適当に乾かしてしまうと、あらぬ方向に跳ねて変な形で膨らんでしまいます。

 

どのように髪の毛を流したいのか、外側と内側どちらに跳ねさせるのか、スタイルのポイントを意識してカールを出すようにしてください。
ショートの方は乾かし方が肝心です。

ドライのやり方次第で、セットがぐっと楽になりますよ。

 

ミディアム~ロングヘアの場合

次にミディアム~ロングの方です。
細かいウェーブの方でしたら、根本の方から握るように乾かせば大丈夫です。


中間から毛先をカールさせている方は、指や手を使い、カールを作りながら乾かしてください。
ある程度根本が乾いた時点でドライヤーも中風~弱風程度に弱めます。
とにかく、カールの形をキープしながら乾かすことに集中しましょう。

 

頭全体を4ブロックに分け(前側の左右、後ろ側の左右で計4ブロック)、1ブロックずつ乾かしていきます。


最初は指でカールを出すことが難しいかもしれません。

慣れてくると、とても綺麗な巻き髪がドライヤーだけで出せるようになりますよ。

 

仕上げ

最後の仕上げに、もう一度毛先にアウトバストリートメントを付けて完了です。

こちらもべたっと付けず、手のひらで揉み込むように優しく付けるとよいでしょう。

 

おわりに

毎日の積み重ねで、パーマの保ちは本当に変わります。
できれば、市販のシャンプーやトリートメントは避けましょう。

美容室で、刺激が少なく自分に合った商品をみて貰うのが理想的です。

 

髪質によってパーマが取れやすい方は、最初にスタイリストと相談して、薬ややり方を変えて貰うことも必要かも知れません。

とにかく一度かけたパーマは、どれだけキープさせるかが大切です。

それにより髪の状態も大きく変わります。
日々のケアを怠らず、大事に髪を扱ってくださいね。