心理専門家が解説!コミュニケーション能力をぐんと向上させる3つの会話術

対人コミュニケーションを円滑にする3つのポイントとは?相手と向き合う「観察」・話を広げる「会話のキャッチボール」・聞き上手になる「聴く姿勢」が大切です。

執筆者: 平井妙子 職業:NLPトレーナー&カウンセラー

こんにちは、NLPトレーナー&カウンセラーの平井妙子です。

 

職場における悩みの多くは、人間関係です。
対人関係といえばコミュニケーション。
前回のコラム「職場の人間関係が悪い!会社の対人関係がうまくいかないとき試したいこと」では「自分と向き合う」ことについてお伝えさせていただきました。

今回は「他者と向き合う」ことについてのコミュニケーションポイントをお伝えいたします。

 

他者とのコミュニケーション1 会話のキャッチボールをしよう

コミュニケーションの研修などでよく耳にしているフレーズで、聞いたことがあるという方は多いと思います。

しかし、残念ながら意外と出来ていない人が多いのです。


自分の言いたいことばかり話していると、本人にとっては良いかも知れませんが、これでは一方通行。

コミュニケーションとは言えません。

 

バッティングセンターのようになっていないでしょうか?
ボールのやりとり、相手が受け止めることが出来る速さで投げているでしょうか?
これを意識することはとても重要です。


子供とキャッチボールをするときと同じように、丁寧にボール(言葉)を投げてみるイメージがお勧めです。

 

他者とのコミュニケーション2 相手の話を聴く姿勢を持とう

「聴き上手はコミュニケーション上手」

これも聞かれたことはありますよね?


まず初めに相手の話を聴くこと。自分が先に言いたいことを弾丸のように言わない。
自分が先に相手の話を聴くことにより、相手は「この人は聴いてくれるひとだなぁ」と無意識レベルで感じ取ってくれるようになり、信頼関係の構築が成されていきます。


相手が投げようとしているボールを「受け止めるよ~」という姿勢になっているかどうか、意識を向けてみてください。
自分が先に話した場合は、相手の話もしっかり聴いてあげることを忘れないようにしましょう。

 

人の話を遮るのは最も無作法なコミュニケーションの一つです。

 

相槌を上手に打とう

更に気をつけたい点は「相槌の打ち方」。
相手の話すペースに合わせて頷く。

タイミング、間合いが悪いと不快な印象を与えることになります。

他者とのコミュニケーション3 相手を見てさり気なく観察をしよう

聴き上手でない人の共通点は「相手を観察していない」ことです。


例えば「相手からどう思われるか?」とか、「これも話そう、あれも話そう」と、自分自身に意識のベクトルが向いてしまっています。

相手にベクトルが向く、つまり相手に関心を持つことが望ましいコミュニケーションの在り方です。


観察のポイントとしては、相手の姿勢、表情、声、呼吸など。
例えば、呼吸状態…イライラしている時は呼吸は早く浅いですし、落ち着いているときは、ゆったり深いものです。


相手を読み取る力を養うには、観察は必須です。
それが出来るようになると、相手に対しての言葉がけもスムーズなものになりますし、トラブルも起こりません。

 

 

「褒めて育てる」も観察から。
良質なコミュニケーションを得るには、「自分と向き合うこと」「相手と向き合うこと」の両方が必要です。


あらゆる場面、人間関係に今日から使える3つのポイントです。

実践することで結果が生まれますので、楽しんでTRYしてみて下さいね。

 
 コラムニスト情報
平井妙子
性別:女性  |   現在地:山口県下関市  |   職業:NLPトレーナー&カウンセラー

幸導塾主宰、ウィングシード株式会社 代表。
NLPトレーナー、カウンセラー、コーチングコーチとして、これらのスキルを統合し、メンタルサポート&研修、講演、セミナー等を行っております。
幸導=こうどう=行動、望ましい状態へアクションを起こし、幸せへと導くお手伝い。看護師として、心と身体の健康もサポートしています。

★ウィングシード株式会社★
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★ブログ 輝く人生☆導場★
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