居心地のよいお部屋づくりを!基本のインテリアカラーコーディネート

執筆者: 安田 紀子 職業:カラーコーディネーター・カラーセラピスト・パワーストーンセラピスト
はじめに

こんにちは。カラーコーディネーターの安田紀子です。


今回はインテリアのカラーコーディネートの基本についてお話いたします。

 

住空間のゾーニング

インテリアのカラーを決める際には、まず住空間のゾーニングが必要となります。

ゾーニングとは、その部屋の使用目的により、次の2つのどちらに当てはまるかを分けることを指します。

  • パブリックゾーン
  • プライベートゾーン


パブリックゾーンは、家族が集まるだけでなく、お客様を招く可能性のある部屋を指します。

客間、リビングルーム、ダイニングルームなどです。
これに対し、プライベートゾーンは、決められた人しか利用しない部屋のことで、寝室や勉強部屋がこれに当たります。

 

2つの空間の色味は?

パブリックゾーンとプライベートゾーンでは、カラーコーディネートに使う色が違ってきます。
プライベートゾーンは個人の空間なので、そこを利用する人の好みの色を使うことができますが、パブリックゾーンは個人の好みだけでコーディネートするわけにはいきません。

パブリックゾーンは、家族以外の目に触れる機会もあることから、誰からも受け入れられる色を使ったコーディネートが基本となります。

また、その空間の目的に沿ったカラーコーディネートにする必要もあります。
食事をするための部屋であるダイニングルームでは、食事が美味しく見える色にする、リビングルームではそこに集まる人々が安らげるよう落ち着いた色彩にする、といったことがポイントになります。

 

パブリックゾーンのカラーコーディネートポイント

パブリックゾーンの各部屋のポイント例を挙げてみましょう。

玄関

お客様を最初にお出迎えする空間であるため、その家の「顔」とも呼べる位置づけになります。

暖かく迎え入れるイメージが必要となりますので、色はやはり暖色系の落ち着いた色が好ましいと考えられます。

 

 

リビングルーム

応接間がある家は近年少なくなっていますので、家族団らんだけでなくお客様の対応もこの部屋で行われることが多いかと思います。


やはり明るく落ち着いた雰囲気が好まれますが、くつろげる空間であることが重要であるため、床の色よりも壁の色を少し明るく、天井はさらに明るく、といったように上へ行くにしたがって明るい色にします。

下方に暗い色を持ってくると落ち着くためです。

 

 

ダイニングルーム

食事をするための空間ですので、食事が美味しく感じられるということが最大のポイントとなります。

青のような寒色系の色は、食べ物を美味しく見せることには不向きですので、やはり暖色系の色がお勧めです。


ダイニングルームとリビングルームが一体となっている場合、キッチンからリビングルームへと繋げる空間として、共通の色を使うなどの配慮が必要です。

 

 

こういったポイントを踏まえたうえで、どのようなイメージの部屋にしたいかを考えます。
イメージが固まると色を選びやすくなります。

  

さいごに

いかがでしょうか。
今回はインテリアのカラーコーディネートを考えるうえで基本となる点をお話ししました。


機会がありましたら、イメージ別のインテリアカラーコーディネートについてお話しさせていただきたいと思います。

 
 コラムニスト情報
安田 紀子
現在地:神奈川県川崎市  |   職業:カラーコーディネーター・カラーセラピスト・パワーストーンセラピスト

川崎市でカラーサロン「nrk color circle」を営んでおります、安田紀子です。
4シーズンを細分化したパーソナルカラー10タイプ分類を対面診断、写真診断で行っています。カラーセラピストとしての知識も活かし、似合う色プラス効果的な色の使いかたをお伝えしています。
TEL:080-1177-9439 
〒216-0004 川崎市宮前区鷺沼1-11-14 鷺沼パレス906
HP:http://nrkcolor.com/

・日本色彩学会正会員
・色彩検定1級/後任カラーデザイナー
・東商カラーコーディネーター検定1級(第2分野)
・カラーセラピスト
・パワーストーンセラピスト

 

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