楽しい思い出の整理法!付箋やクリアホルダー、ケースなどを使った収納術

執筆者: 猫町フミヲ 職業:古雑貨カフェ経営
はじめに

キャンプや海水浴などのアウトドア、遊園地や水族館などの日帰り旅行、そして日常を離れた小旅行。
楽しかった夏の思い出を、その後どうされていますか。

思い出の整理といえば、アルバム作りやスクラップブック作りが頭に浮かびますが、何となく大変な作業に思えて、尻込みしてしまいますよね。
しかしそのままにしておくと、記憶が色あせてしまったり、旅の思い出の品がどこかに紛れてしまったりしてしまいます。

そこで今回は、まめではない人にも簡単に出来る、楽しい思い出整理法について見ていきたいと思います。

 

思い出を整理するための3つのポイント

思い出をしっかり整理しようと身構えてしまうと、すぐにくたびれてしまい、結局何もやらなくなってしまうものです。


そこで、まずは目標を低く設定することから始めましょう。
ポイントは以下の3つです。

 

  1. 記憶が色あせない工夫
  2. 思い出の品を散逸させない工夫
  3. デジタル媒体のものを上手く活用する工夫

 

この3つのポイントを押さえるだけで、かなり思い出の消失を防ぐことが出来るのではないでしょうか。
それでは以下に見ていきましょう。

 

記憶が色あせない工夫

どこかに遊びに行った時に発生する思い出の品の代表格は、パンフレットやリーフレット、チケットの半券などの紙物です。
これらは、いかにも取っておきたくなるような大きさや形をしていますが、実際に取っておくと、すぐに何が何だか分からなくなってしまいます。

例えば1つの旅行で、複数の施設を巡った場合は、どの順番で見て回ったのか、どんな施設だったのか、記憶が曖昧になってしまいます。
完璧に旅の記憶を留めておこうと気負う必要はありませんが、旅の直後にメモすることで、記憶に留めておけるのならば、そうしたいものですよね。

 

付箋でメモリー

そこで活躍するのが付箋です。
この際、付箋がペラペラ剥がれると、かえって混乱してしまうので、付箋は全面にのりが付いたタイプのものがお勧めです。


コクヨのドットライナーラベルメモや、3Mの強粘着簡単ラベル全面のり、あるいはヤマトなどから出ているロールタイプの付箋などが便利です。

付箋には日付や簡単な感想の他に、生きたエピソードを書いておくと、後で記憶を紐解く際の良い手掛かりになってくれます。
例えば「雨が降った」や「お腹が空いていた」「喧嘩をした」や「爆笑した」といった内容です。
このような生きたエピソードこそが、思い出の重要なポイントになります。

 

 

 

思い出の品を散逸させない工夫

次に重要なのは、思い出の品を散逸させない工夫です。
前項で述べた付箋にメモをすることさえ億劫な人も、この工夫だけはぜひ実行してみることをお勧めします。

やり方は実に簡単。
1つの旅で発生した思い出の品を、ひとまとめにして保存をしておくだけで良いのです。
これは、思い出の品の紛失や散逸を防ぐだけではなく、別の旅の思い出の品と混ざってしまうことを避けるためにも重要な工夫です。
要は、1つの旅ごとに思い出の品をまとめておく、ただそれだけで良いのです。

ただし、保存には少々コツがあります。
ただ単に袋や箱に詰めてしまうだけでは、何のために置いているのか分からなくなってしまいます。
そのためには、ある程度中が見えた方が良いですし、出来れば本棚などでシステマティックに管理出来ることが理想です。

例えば、以下のようなアイテムを利用するのはいかがでしょう。
中には100円均一の文具コーナーで入手出来る物もありますよ。

エンベロープタイプのクリアホルダー

パンフレット類の整理には、ついクリアホルダーを利用しがちですが、クリアホルダーは形が不定形の物や厚みがある物には向きません。


端からずるずると飛び出してきてしまいます。
その点、エンベロープタイプのクリアホルダーなら安心です。
ただし、薄くて自立しにくいので、棚に収納する時には工夫が必要かもしれません。

 

 

 

アタッシュケース

使い方はエンベロープタイプのクリアホルダーと同様に、中に放り込んでおくだけです。
さらに、本棚に立つというメリットもあります。


かなりの収納力があるので、長期の旅行の場合も、これ一つでカバー出来ますし、イベントのテーマごとに分類しても良いと思います。


例えば、こちらは2012年のプロ野球観戦に関するパンフレットなどを入れた物です。


 

 

ドキュメントファイル

そこまで思い出の品が多くない場合は、1冊に複数のポケットが付いているドキュメントファイルを利用しましょう。


それぞれのポケットごとにインデックスを付けられるようになっており、手軽に思い出を管理することが出来ます。


 

 

これらのアイテムは、思い出の品が紛失したり、散逸したりするのを防ぐための物であり、閲覧性には欠けます。
しかし、お出かけや旅というのは、1つの整理がつかないまま、また次、また次と重なっていくことが多いです。


思い出同士が混在することのないよう、せめてそれぞれのグッズを分類しておきましょう。
時間を置いてからスクラップブックを作る場合も、分類さえしておけば大丈夫です。

 

デジタル媒体の物を上手く活用する工夫

最後はデジタル媒体を上手に活用する工夫です。
最近はデジカメやスマホなどで簡単に写真が撮れるようになったため、1回のお出かけや旅行で大量の写真が発生します。
しかし、それらは撮りっ放しになっていることがほとんどではないでしょうか。

アルバムやスクラップブック作りを意識する場合は、ある程度写真を現像して、紙媒体にする必要がありますが、大抵の場合はそのままになってしまいます。
しかし、思い出を一番能弁に語るのは写真であり、出来ればとっておきの数枚はプリントアウトをして、パンフレット類と一緒にファイリングしておいてはと思います。

それも面倒でかなわないという場合は、せめてフォルダの整理をしておきましょう。
何枚も同じ写真を撮っていたり、明らかに失敗があったり、いくらデジタルはかさ張らないとはいえ、大切な写真が埋もれてしまうのは残念です。


こうして整理しておけば、年賀状等に画像を利用する際にも役立ちますよ。

 

おわりに

楽しかったイベントも、日常に戻ると記憶が薄れ、思い出の品も散逸してしまいがちです。
スクラップブックを作るほどマメではなくても、せめて思い出の品を上手にまとめておきたいものですよね。


今回の試みは、どれも手軽で、お金も手間もさほど掛からないものばかりです。
綺麗に仕上げよう、完璧にしようと気負わず、せめて散逸しないように、ひとまとめにしておくだけでも全然違います。


もちろん、後に凝ったアルバムスクラップブックを作る時にも役立つことでしょう。

 

著者 猫町フミヲさんの経営するカフェ
古雑貨・手づくり雑貨カフェ「木琴堂
http://mokkindou.exblog.jp/

〒678-0174
兵庫県赤穂市砂子(まなご)95-6
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営業時間 10:00-16:00
 
 コラムニスト情報
猫町フミヲ
現在地:兵庫県赤穂市  |   職業:古雑貨カフェ経営

はじめまして。
猫町フミヲと申します。
古雑貨カフェ「木琴堂」を経営しています。

いろいろなことを考えたり、感じたりしながら毎日を丁寧に生きたいと思っています。
文房具と猫と相撲と月と青と一人でいることが好きです。
どうぞよろしくお願いします。

◆木琴堂ブログ「月、火、水、木琴堂。」
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◆文房具ブログ「無罫フォント」
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