料理や味付けなどを受け継ぐ秘伝の技!「遊山の会」から学ぶ食の伝統とは (2/2)
「遊山の会」の様子
ぽかぽかと暖かい日差しを浴びながら、磯の浜辺や山やれんげ畑、皆思い思いの場所でお弁当を広げます。
遊山箱に詰めた数々の料理を楽しみに、子供達はこの箱を持って山や海に出かけるのです。
この風習は消えつつありましたが、最近またこの「遊山箱」ブームが徳島で再熱しています。
子供達にこの楽しい行事を伝えていこうと、各地で「遊山の会」が催されるようになってきているのです。
ぜひ、皆さんに遊山箱を知っていただき、日本の花見に欠かせない花見、そして野山や川でお弁当を広げる楽しさを、この遊山箱でお子さんに伝えて欲しいと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今日のように、インターネットやテレビ、雑誌がない時代から、見よう見真似や井戸端会議で美味しい料理方法が伝わっていました。
そして徳島では、今でも「遊山の会」という形でお弁当を見せ合う場が開かれているのですね。
皆さんもたまには、家族や友人から独自の調理法・味付け方法を聞いてみてはいかがでしょうか。
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