喉の痛み・呼吸器系に効果的!精油のうがいやハーブティーで潤すアロマケア

執筆者: 佐藤ユミ子 職業:アロマセラピスト 英国IFA認定講師
はじめに

皆さんこんにちは。Flower’sRoom IFA認定校校長の佐藤ユミ子です。

 

朝晩がかなり涼しくなり、過ごしやすい陽気が続いていますが、夏から秋への移行時期、体調を崩される方も多いです。
呼吸器系、特に肺を気にかけてあげる時期です。

 

今回は呼吸器系と、肺のケアに良いハーブと精油のお話をさせていただきます。

 

 

精油でのケア方法

喉がいがいがしたり、空咳に悩まされている方が多いです。

気管支や肺が、何らかの原因で不調をきたしている場合が多いと思うのですが、うがいをしたりして、喉を潤しておくと楽になると思います。


ウイルスなどによる場合は、殺菌作用がある精油でうがいをしましょう。

 

ティートリーは、口に含ませても比較的安全なオイルです。
コップ1杯のお水に1~2滴入れて、良く撹拌してうがいをしましょう。
はちみつに溶かしてからお水に溶かすと、良く溶けますし、喉が潤いますね。

 

喉回りに塗る軟膏を作ってみよう
用意する物
  • ホホバオイル25ml 蜜蝋5g 

 

精油

  • フランキンセンス ⇒呼吸器系のトラブルにお勧めです。
  • ユーカリ     ⇒去痰作用があります。
  • ラベンダー    ⇒抗炎症作用があります。
  • サイプレス    ⇒鎮咳作用があります。
  • ティートリー、カモミールローマン ⇒抵抗力を強めてくれます。

 

上記の精油を合計で18滴(3%)程度が良いと思います。

 

作り方

ホホバオイルと蜜蝋を湯煎で溶かし、火から下ろして、混ぜながら少し冷まし、精油を加えさらに混ぜ続けます。

固まってきたら完成です。


作成した物は1か月程度で使いきりましょう。
上記の物は、軟膏にせずマッサージオイルとしても良いと思います。
咳で背中が痛いことなどがあれば、家族の方に背中のケアをしてもらっても良いですね。

 

ハーブティーで喉のケアをしよう
  • タイム      ⇒殺菌作用があります。喉の痛み、咳止めにも使われています。
  • エキナセア    ⇒免疫強化、抗ウイルス作用があります。
  • ローズヒップ   ⇒ビタミンC、疲労回復に。
  • エルダーフラワー ⇒解熱作用、風邪、鼻づまりに。
  • ラズベリーリーフ ⇒全身の粘膜を強化します。
  • ローズ      ⇒解熱作用、気管支粘膜の腫れに。
  • ハイビスカス   ⇒のどの痛み、疲労回復。
  • マローブルー   ⇒気管支炎、咽頭炎、咳に。
 

ハーブティーで、体の内側からのケアも忘れずにしましょう。

 

家庭での予防対策

風邪が流行る前に、お家の中で芳香浴をしましょう。
喉がおかしいと思ったら、洗面器に熱めのお湯を入れ、殺菌作用がある精油、喉に良い精油などを3~4滴垂らし、その上からバスタオルを被り、顔から上を蒸し風呂状態にして下さい。


しばらく目をつむり、お湯が冷めるまで深く深呼吸をしてみて下さい。
1日数回繰り返すことで、予防になると思います。

 

  • お勧め精油 ⇒ティートリー、フランキンセンス、ユーカリなど

 

 

喉が潤う食事

喉の炎症などがある場合、大根と生姜を摩り下ろした物などを、ゆっくり食べると良いですよ。

レンコンは喉を潤しますので、摩り下ろして、丸めてフライパンで焼くのも、とても良い養生になります。

 

おわりに

体も冷えやすくなる秋。

夏の食事をそのまま続けていると、どんどん体が冷えてきます。
お洋服と同じように季節に合わせて食べる物、塗る物なども変化していきます。


少しだけ、自分の体に目を向け、労わってあげて下さいね。
秋の夜長、読書を楽しみながら、ゆったりと芳香浴も良いですね。

心のバランスが免疫力を高め、風邪をひきにくい体作りのお手伝いをしてくれる筈です。

 
 コラムニスト情報
佐藤ユミ子
性別:女性  |   職業:アロマセラピスト 英国IFA認定講師

神奈川県小田原市 英国IFA認定校のアロマサロンFlower'sRoom校長の佐藤ユミ子です。こころとからだをすこやかに保つ、生活の質を高める提案をさせていただきます。植物療法の素晴らしさをお伝えできればと思います。
サロンHP http://www.flowersroom.jp
IFA認定校HP http://www.flowersroom.jp/ifa

 

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