スタンプタウンコーヒーL.A店上陸レポ!珈琲のサードウェーブを実体験しよう

執筆者: カオル
はじめに

今、ロサンゼルス(L.A.)のコーヒーカルチャーは非常に熱を帯びています。

 

アメリカのコーヒーというと、ダイナーで飲むような薄くて飲み放題のコーヒーを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、それは昔のことです。

今は、1つ1つ丁寧に淹れた珈琲が飲めるコーヒーショップが注目され、続々とオープンしています。

 

今回は、アメリカコーヒーのサードウェーブの発端の1つと言われる、スタンプタウンコーヒーロースターズがL.A.にオープンしたのです。

 

 

コーヒーのサードウェーブとは

サードウェーブとは、日本語に訳すと「第三の波」です。


ファーストウェーブは、70年代までの、大量生産された豆で作る薄いコーヒーの時代。
セカンドウェーブは、シアトル発のスターバックスなどエスプレッソを中心にしたコーヒーの時代。またこれが大規模にフランチャイズ化され、反スターバックスの動きが出てきました。


サードウェーブの特徴は、豆や焙煎方法にこだわり、1つ1つ丁寧に淹れたクオリティーの高いコーヒーです。

これは、コーヒー豆の栽培や収穫方法の改善から始まり、コーヒー農園の栽培者との良いコミュニケーションを作ること、独自の焙煎方法を使うことなども含まれます。

珈琲作りにおける全てのプロセスにおいて、丁寧に管理して作られるコーヒー、それがサードウェーブの特徴なのです。 

 

 

スタンプタウンL.A店について

サードウェーブの火付け役の1つと言われる、ポートランド生まれのスタンプタウンコーヒー。

ロサンゼルスの1号店として、今最も活気のあるダウンタウン、アーツ地区の外れにオープンしました。

周りは、人気グルメ店や大きな倉庫、アーティストロフトが建ち並ぶエリア。


 

店内の特徴

店内は倉庫を改造されているので、天井は高く、壁は白くペイントされたレンガ造りで、インダストリアルな雰囲気を感じるオープンスペースです。

大きな窓から光が入るので、明るくて気持ちが良い空間です。


カウンターの奥のガラス越しに、大きなコーヒーロースターが構え、フレッシュなコーヒーが焙煎されているところが見られます。

座る場所はほとんどなく、立ち飲みカウンターとスツールがいくつかあるだけ。

 

 

外にはテーブルと椅子があります。

近くで働くアーティストがここで美味しい珈琲を買い、それぞれのワークスペースで楽しむスタイルのようです。 


 

メニュー

ドリップコーヒー、エスプレッソ系、コールドブリューの他、プレスドジュースも置いてあります。

人気店シュガーブルームから仕入れている、ペイストリー類も充実しています。


店内には、オリジナルのコーヒー豆、ボトルに入ったコールドブリューコーヒーやコーヒー道具、それからスタンプタウンのオリジナル商品のマグなども販売されてます。

ほとんどのコーヒー道具が日本製であることも、日本人としては嬉しいところですね。

ロゴ入りマグはかっこ良くて、お家用に一つ欲しくなりました。 

 

 

おわりに

アメリカのサードウェーブの流れを引き継ぐコーヒーショップが、続々オープンするロサンゼルス。

 

今までスターバックスに占領されていた街角のコーヒーショップですが、今では色々な所でハイクオリティなコーヒーを楽しむことが出来るようになってきました。

それぞれ違った味のコーヒー、内装のスタイルが楽しめるので、お気に入りのカフェ巡りなんてしてみるのも良いですね。

さて、同じくサードウェーブの流れを引き継ぐ人気店、ブルーボトルコーヒーも日本上陸間近のようです。

果たしてスタンプタウンも日本に上陸するか。楽しみに待ってみましょう。

 
 コラムニスト情報
カオル
性別:女性  |   現在地:ロサンゼルス  |  

L.A.での日々の暮らし、カメラ、トラベル、グルメ、クラフトの事など綴っています。
http://tocotocola.com
著書に「フォトカードデザインブック」1と2。
夫と息子2人(8歳、6歳)と暮らしています。

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