ビール好きよ、集まれ!世界最大の祭典、ドイツ「オクトーバーフェスト」の様子 (1/2)

執筆者: chami
はじめに

O'zapft is(オーツァフト イス)!

 

この言葉は、バイエルンの方言で「ビールの栓がついたぞ(ビール飲めるぞ)」という意味。

これが、大祭典であるオクトーバーフェスト開始の掛け声です。

 

近年、日本各地でも開かれ、その名を知られているオクトーバーフェスト。
今回は本場ドイツのオクトーバーフェストへ行ってみました。

 

 

世界最大規模の祭典

祭典の本場は、ドイツ南部バイエルン州の州都ミュンヘン

 

1999年には650万人が来場し、世界最大規模の祭典となりました。

今でも毎年、600~700万人が来場しているといわれています。

 

可愛いお店も数多く出店されます

オクトーバーフェストという名称でも、10月開催ではないのね、とよく言われます。
確かに、現在の開催期間は、10月の第1日曜日を最終日とする約16日間。
ほぼ、9月中に行われていることになります。

 

200年以上の歴史がある祭典

このお祭りの原型は、1810年10月に行われたバイエルン国王の結婚式。

そこで行われた、数日間に渡ったお祝いの競馬会が長引いた事が始まりのようです。


ビールの祭典自体は、ビールの本場バイエルン州。

新ビールの醸造シーズン開始時には、各地でビールの祭典が行われていたので、実はミュンヘンのオクトーバーフェストより古いお祭りも存在しています。


それでも、オクトーバーフェストは200年以上の歴史があります。

途中、戦争や感染症などで中止の年もあったために、今年で181回目です。

 

ただ、ドイツには多くの伝統的なお祭りがあるため、これでも歴史は浅い方なのですよ。


会場であるテレージエンヴィーゼ広場は、当時のテレーゼ王妃にちなんでつけられた名前だそう。

何だかロマンティックなお話ですね。


会場周辺の様子

 

オクトーバーフェストビール

オクトーバーフェストといえば、忘れてはならないのが「マス」といわれる大きなジョッキ。

なんと1リットルも入ってしまうのです。

ビール1つと注文すれば、これが出てきますよ。

 

分厚く、重いジョッキ

 

ジョッキ自体も重く、持って飲むのに一苦労。

 

女性店員さん、大丈夫かしら?

 

一度にこんなに多くのジョッキを運ぶ光景も、オクトーバーフェストの名物。

じっくり味わいのチキン

 

名物の丸焼きチキンとよく合います。

 

顔ほどの大きなプレッツェル!

 

プレッツェル(ドイツ発祥の焼き菓子)は、常に売り子さんが売り歩いています。
これも大きい。


注意しなければならないのは、このオクトーバーフェストで出されるビールのアルコール度数。

普通の物より少し高いのです。


オクトーバーフェストビールといって、この時期にしか飲むことが出来ません。
大きなジョッキに入ったアルコール度数の高いビール。

毎年、泥酔してしまう若者がいるそうで、気を付けて飲まないといけませんね。

 
 コラムニスト情報
chami
性別:女性  |   現在地:フランクフルト  |  

2006~2012にシンガポール駐在し、日本で2年過ごして2014年9月よりドイツ・フランクフルトでの生活をスタートしました♪
ドイツのあれこれ、ヨーロッパのあれこれなど、お伝えしていければと思います。

 

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