免疫力UPと乾燥肌対策!「にんじんと生姜のほっこりスープ」作り方・レシピ

執筆者: 坂本みちよ 職業:野菜メニュープランナー・料理家・野菜ソムリエ
はじめに

こんにちは。野菜メニュープランナー/料理家・野菜ソムリエの坂本みちよです。


寒い季節は、お肌の乾燥なども気になりませんか?
今日は、そんなときに摂りたい栄養たっぷりの「にんじん」についてです。

にんじんの旬

にんじんも、前回書いたじゃがいもと同じように、1年中見かけるお野菜のひとつですが、春から初夏の4~7月頃と、秋から冬の9~12月頃が旬になります。
また、ひときわ濃い色をした金時人参は、おせちによく使われるように、11月頃から春先頃までに出回る品種です。

にんじんの品種

ひとことで「にんじん」と言いますが、にんじんにもさまざまな品種があり、大きくは東洋系と西洋系にわけることができます。

おせちに活躍する金時にんじんは、東洋系ですが、私たちが一般的によく見かけるにんじんは「5寸にんじん」という西洋系の品種です。

にんじんの栄養・効能
カロテン

オレンジ色が鮮やかなにんじんですが、この色はカロテノイドの一種である、βカロテンと呼ばれる栄養素によるもの。
カロテンは、非常に強い抗酸化力を持っており、身体の中に入ると、必要に応じてビタミンAに変換されます。


このカロテンは、英語のcarrotから由来していると言われるくらい、にんじんにとって代表的な栄養素。
免疫機能を正常に保ったり、視力を維持したり、がんや心臓病・動脈硬化予防などにも効果が期待できると言われています。


また、人の皮膚や粘膜を保護してくれるので、風邪予防や肌荒れの予防、また乾燥肌にも良いことから、この季節には積極的に摂りたい栄養素のひとつとも言うことができますね。

カロテンの吸収を高める食べ方

カロテン(ビタミンA)は、油に溶けやすい性質を持っているため、油を使った調理方法をとってあげると、その吸収力をさらにUPさせることができます。

カロテン以外の栄養と効果

にんじんには他にも、ビタミンCや、身体の中の余分な塩分を排出してくれるカリウム、食物繊維なども豊富です。


ただ、お正月に活躍する「金時にんじん」の赤色はカロテンではなく、「リコピン」と言う成分によるもの。
リコピンは、体内に入ってもビタミンAに変化はしませんが、リコピン自体も非常に強い抗酸化力を持っており、カロテンやビタミンEの何倍もの力を持っていると言われています。

キャロットジンジャースープ

今回は、身体を温めてくれる生姜をプラスした、にんじんのスープをご紹介します。

 

 

材料(2人分)
  • にんじん1本(150g程度)
  • 玉ねぎ  1/2個
  • しょうが 15~20g程度
  • 水    400cc
  • 豆乳   100cc
  • オリーブオイル大さじ1
  • チキンブイヨン1.5個
  • 塩    適量
  • こしょう 少々

 

作りかた
  1. 玉ねぎとにんじんはスライスする。しょうがはみじん切りにする。
  2. 鍋に油を入れて弱火にかけ、玉ねぎとしょうがを炒める。玉ねぎが透き通ってきたらにんじんを加えて炒める。
  3. 2に水とブイヨンを加えて、材料が柔らかくなるまで煮る。
  4. 3をミキサーにかける。
  5. 鍋に4と豆乳を入れて煮立て、塩・こしょうで味を調える

 

おわりに

これからますます寒さが厳しくなる時期を迎えます。
今年は、免疫力をアップし、美肌や健康によいスープを飲んで、乗り切ってみてはいかがでしょうか?

 
 コラムニスト情報
坂本みちよ
性別:女性  |   現在地:千葉県  |   職業:野菜メニュープランナー・料理家・野菜ソムリエ

●日本野菜ソムリエ協会認定 
 ・野菜ソムリエ
 ・ジュニア和食マイスター
 ・ベジフルビューティーアドバイザー
●日本フードコーディネート協会認定
 ・フードコーディネーター

忙しくても、身体に必要な野菜や果物を日常的に摂りいれるために・・
簡単にできる副菜や野菜料理レシピの提案・開発を行っています。

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