日本では普段からあまり食べる習慣のない方も多いであろう「お粥」。
しかし香港においては、”朝食の定番メニュー”として多くの人に愛され、長い歴史を持つお粥屋さんがたくさんあります。

その中から旅行者の方にもぜひ訪れて頂きたい、お粥屋さん５選をご紹介します。

香港の代表的観光スポットの一つ「女人街」のある、若者に人気の繁華街エリアである旺角。
「花園街・街市」という建物内にあるお粥屋さんです。街市というのは、生鮮食料品を取り扱う市場のことです。

1980年代に創業し、以降30年以上の歴史を持つお店だそう。

近郊で取れた魚など、新鮮な食材を用いて作られたお粥は、自慢の銅製の鍋でよく煮込まれています。店員さんも親しみやすく、日本語メニューがあるのもありがたいところ。

魚腩牛肉粥(魚のアラ、牛肉入り粥)

皮蛋痩肉粥(ピータンと豚肉の粥)

香港で多数の店舗を持ち、展開しているお粥店。早い！安い！旨い！初めてでも、1人でも気軽に利用できるお店です。

コメの形状はほとんどわからず、サラッとした滑らかな食感。胡麻やピーナッツが乗っていることも、こちらのお粥の特色といえると思います。
お粥以外のメニューも充実しており、営業時間も長いため、利用しやすいです。

香港経済の中心地・中環に３店舗を構える、老舗のお粥店。
時間をかけてじっくりと煮込まれているのがよく伝わってくる、トロトロの美味しいお粥です。具材は小さめに刻んであり、一見癖のあるように感じるピータンも、こちらのお店でならば挑戦しやすいのではないでしょうか。
また、朝訪れると客席エリアの傍ら、店員さん達が慣れた手つきでエビ雲吞を作っている様子が
とても印象的でした。これを見ることを楽しみの一つに追加してもよいかしれません。

皮蛋瘦肉粥(ピータンと豚肉の粥)

庶民的なお店の集まる、佐敦（ジョーダン）エリアにある50年以上の歴史を持つお粥店です。

周りに滞在しやすい宿も多くあるため、観光客にも人気があります。
こちらのお粥はおコメの形が目で見て分かるほど。ドロッとし過ぎていないお粥も美味しいと思わせてくれました。

そして、香港でよくお粥と一緒に食べるのが揚げパン。じっくり浸して食べてみると、とても美味しいですよ。

こちらも、佐敦エリアにあるお店です。
ミシュランガイドに掲載されたこともあり、地元の人で賑わっています。

このお店のお粥の特徴は、「すりおろしたショウガ」と共に煮込んであること。一押しのメニューは「和味四寶粥」という魚の４つの部位の入ったお粥。日本語のメニューもあるので、心強いですね。

夜遅くまで開いているので、「男人街（廟街）」との観光とセットで訪れてみるのもおすすめです。

香港に遊びに来たら絶対に味わっていただきたいグルメの1つ、「お粥」。
地元の方の間でも根強い人気を誇ります。私自身も香港に住んでみて、好きになったものの一つです。

クーラーで冷えた体に、美味しいお粥で温まりましょう。