犬の性別、飼いやすいのは「オスorメス」?性格や特徴の違いを知る。

犬のオスとメス、飼いやすいのはどっち?初めてペットを飼う初心者なら、わんこの性別で性格や健康面での特徴を判断するのも良いですね。

執筆者: Dog index Makiko 職業:ドッグトレーナー
犬を飼うなら、オス・メスどっちにする?

犬を飼おうと思った時に考えることといえば、まずは犬種や大きさ、毛の長さなどがあると思います。

そしてもうひとつ大きな違いと言えば、性別。

 

今回は、オスとメスの違いや、その特徴についてお話したいと思います。

 

性格の違い

一般的に、「オスは荒々しくて、攻撃的」「メスは穏やかで優しい」というイメージがあるようですが、実際はどうでしょうか。


人間に当てはめてると分かりやすいですが、そうとは限らないということが分かります。
「○○だからこう!」とは言い切れませんが、次のような傾向があると感じます。

 

オス

甘えん坊で、女性が好き。

 

 

メス

色々な面で、好き嫌いがハッキリしている犬が多い。

また、男性好きな場合が多い。

 

 

「マーキングしないから、メスを飼う」は、正解?

「オスはマーキングがあるから、メスにした」というお話をよく聞きますが、実際は、メスでもマーキングをする場合があります。


確率として非常に高い訳ではありませんが、メスでもマーキングや足上げおしっこをすることは少なくないので、どちらの性別の犬にするか決める理由としては、必ずしも当てはまらないと言えます。


一方で、去勢手術をしていないオス犬でも、ほとんどマーキングや足上げおしっこをしないケースもあるのです。

 

不妊手術をする場合としない場合

オスとメスで大きく違うことは、不妊手術の方法です。

 

メスの不妊手術

子宮と卵巣を摘出する手術が一般的なので、開腹手術になります。

 

オスの不妊手術

通常の手術では睾丸を摘出するだけなので、開腹手術の必要はなく、傷も小さく済み、日帰り手術で済むことが多いです。(停留睾丸の場合は開腹手術が必要になる場合もあります)

 

避妊・去勢を行わなかった場合の注意点

避妊・去勢を行わなかった場合は、メスは年に1~2回の発情期があり、10日前後の間、陰部からの出血があります。
オスはメスの発情シーズンの匂いに反応するので、周りに発情期のメスがいたりすると、興奮や遠吠え、脱走をしてしまう場合もあります。


シニア期に入ると、メスは子宮蓄膿症や乳腺腫瘍、オスは前立腺肥大や会陰ヘルニアなどの病気のリスクがあるので、注意が必要です。

 

 

おわりに

オスとメスの違い、いかがでしたか。

多くの犬と暮らしている方だと、「好み」も分かれてくるかもしれません。


性格や行動については個体差がありますが、性別によってかかりやすい病気があることを知り、健康管理に注意してあげてくださいね。

 
 コラムニスト情報
Dog index Makiko
性別:女性  |   職業:ドッグトレーナー

「イヌと人の笑顔を少しでも増やす!」という目標のために、
Vancouverへ渡航。
現地のドッグトレーナー養成学校で、「おやつや体罰を使わない」
オーナーさんとイヌの絆をつくる というトレーニング方法を学ぶ。

卒業後はドッグウォーカーや、Dog daycare
(犬の預かり施設)に勤務。
帰国後、動物病院での業務を経験。
Dog indexドッグトレーナー 神奈川担当として活動中。
神奈川県内の動物病院にてパピー教室、相談会を担当。

*College of Canine Behavioral Science(Vancouver, Canada)卒業

*動物看護師統一認定機構認定 動物看護師
*愛玩動物飼養管理士
*愛犬飼育管理士

パートナー犬は、2011年生まれのシェルティー。
Kiitos(キートス)♂です。

 

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