海外の超ユニークなおすすめ観光スポット(飲む温泉街カルロヴィ・ヴァリ、トイレ博物館ヘウゼ、ブッダパーク、カインディ湖)

執筆者: ケンゾー イクエ
世界に散らばるちょっと変わった観光スポット、選りすぐりの4選

世界にはたくさんの遺跡や有名な観光地があります。

テレビで見たり実際に行った友人の話を聞くと「いつかは自分も行ってみたい」、そう思うこともあるでしょう。


一方、あまり有名ではない変わった(個性的な)場所もたくさんあります。
日本には馴染みはないけれど、そんな場所も有名な場所に負けず劣らず実は魅力がいっぱい。
「穴場」とも言えるかもしれません。

世界に散らばるちょっと変わった観光スポット、選りすぐりの4選をご紹介します!

チェコ「飲む温泉街 カルロヴィ・ヴァリ」

首都のプラハからバスでおよそ2時間。
チェコの西に位置するカルロヴィ・ヴァリは温泉保養地です。
ときどき湯気を出す川。
その川の両脇にホテルが建ち並ぶところは、日本の温泉街と同じかもしれません。
けれど、建物はどれもカラフルで美しく、ヨーロッパらしさに溢れています。


 

勢いよく温泉が噴き出す間欠泉もあるんですよ。
地下2500メートルから噴き出す温泉は、12メートルの高さまで達して大迫力です!


 

この温泉の楽しみ方は、お湯に「つかる」のではなく「飲む」んです。
街の中には「コロナーダ」と呼ばれる飲泉所が点在しています。
蛇口があって誰でも自由に温泉を味わえます。


 

場所や蛇口によって味や温度が違います。
コロナーダは休憩所のようになっていて、1800年代に造られた歴史的な建物も多く、マイカップを片手にゆっくり飲泉巡りするのも楽しいですよ。



さて、肝心のお味は?
それは行ってからのお楽しみ。

 

韓国「トイレ博物館 ヘウゼ」

韓国水原市(スゥオン市)にちょっと変わった博物館があります。
それはトイレにまつわる博物館。


 

トイレの重要性を訴え、公衆トイレの改善に力を注いだ水原市の元市長シム・ジェドクさんの住んでいた家が博物館になっています。
建物自体も、洋式トイレの便器をモチーフに作られています。
展示されているものは昔のトイレや、用を足している人の像、各国のおもしろいトイレマークなど。


 


わたしたちがいつもお世話になっているトイレ。
何気なく使っているトイレも、海外で見ると奥が深いんですね。
う~ん、なるほど!

 

 

ラオス「ブッダ・パーク」

首都のビエンチャンの郊外に、奇妙な像が乱立している公園がブッダ・パーク
ここには不思議な世界が広がっています。

 

コンクリートで創られた仏像。
動物のような人間のような宇宙人のような不思議なものたち。
仏教やヒンドゥー教を信仰していたスリアットさんという人がすべて自分で作ったものです。

 

「芸術は爆発だ~!」と言った岡本太郎さんの作品にも似ていませんか。
ふつうの人には理解できない発想力。それがおもしろい。


 

見上げるほど巨大なものや、中に入れるようになっているもの、階段を上がって展望台になっているものなどがあり、この不思議な世界を体感できるようになっています。

 

 

あなたもこの不思議な世界に紛れ込んでみませんか?

 

カザフスタン「カインディ湖」

カザフスタンの南部のサティ村。

山に囲まれてひっそりとしたところに、その湖はあります。
ここカインディ湖が他の湖と違っているのは、湖に柱のようなものが何本も突き刺さっていること!

 

 

いったい誰が立てたの?
なんのために?

実はこれ、人工のものではなく自然にできたものなのです。
柱のように見えるのは、天山トウヒというマツ科の針葉樹林。湖がここに誕生する前から生えていたのです。

この湖ができたのは1911年。
大地震が起きた際、地滑りで山が崩れて雪崩が起きた際、ここに水が押し寄せてできたと言われています。


 

湖から生えている天山トウヒ、外気に当たっている部分は枝も葉もすっかりなくなっていますが、水に浸かっている部分は枝も葉もあり、100年以上経った今でも当時のまま。

水温がとても低いので、不思議なことに枯れないのだとか。


 

この湖がこのまま何十年、何百年といまの姿を留めるのか、それとも何かの拍子に木々が倒れたり枯れたりしてしまうのか。それは誰にもわかりません。

この幻想的な湖を見たい方はぜひお早めに!

 

おわりに

ちょっと変わっているけど、だからこそ余計に興味が湧きますよね。


多くの日本人が足を伸ばす場所ではありません。
でもこんな場所だからこそ、土産話は家族や友だちも楽しんでくれる筈です!

皆と違うスポットを観光したいという方は、ぜひ候補地に入れてみてくださいね。

 
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