世界で最も美しい街、チェコのチェスキー・クルムロフ紀行。旅行のお土産や観光スポット紹介
ユネスコ世界遺産に登録されている、チェコのチェスキー・クルムロフ歴史地区。観光旅行におすすめのスポットやお土産を紹介しています。
世界遺産でもあり、その景観の美しさから観光地としても人気の高いチェコのチェスキー・クルムロフ歴史地区。
今回は、世界一美しいと言われるチェスキー・クルムロフをご紹介します。
チェスキー・クルムロフは、チェコにある11の世界遺産の中でも最も美しい町。
チェコの南ボヘミア州に位置し、プラハから日帰り旅行もできる抜群の人気スポットです。
高台に聳え立つ存在感のある壮大な城館と、ルネッサンス様式のかわいらしい家並みが続く素敵な通り。
たくさんのお土産屋さんやブティックや革製品など、様々な商店が軒を連ねています。
その歴史は古く、13世紀に町の建設が始まったと言われています。
16世紀に大いに繁栄し、町並みは現在も当時のルネッサンス様式で統一されていますが、とくに壁に施された特殊な装飾「スグラフィット」が有名です。
「スグラフィット」とは、色のついた漆喰の上に白い漆喰を塗り重ねてから、白い漆喰を削り落として絵を表現する技法。
豊かな装飾の美しい建物が町中に溢れています。
大型観光バスの駐車場近くの道路脇にある、小さな屋台で売られているゴーフル。
薄焼きのウエハースのようなものの間に、様々な種類のクリームが挟んであるお菓子です。
綺麗な箱に入っていて、10枚近く入っているのにとても軽く、しかも1箱2ユーロ(現在のレートで300円弱)と安いことが魅力です。
軽い風味で誰の口にも合う、とても喜ばれるお勧めのお土産です。
チェスキー・クルムロフ城内で造られているワインが、お土産でお勧めです。
白、赤、ロゼとありますが、気候的なコンデイションもあり寒い地方で作られているワインでは、すっきりとした白がお勧め。
お城でしか購入できないこのスペシャルワイン、自分用に一本いかがでしょうか。
ワイン生産は南モラヴィアや南ボヘミアで最も盛んで、白ワインは国際コンテストで成功を収めています。
人気のある葡萄品種にはグリューナー・ヴェルトリーナー、ミュラー・トゥルガウ、モラヴィア・マスカットなどが挙げられます。
フランコフカやセントローレンスに代表される赤ワインも有名です。
ボヘミアワイン、モラヴィアワイン、そして世界中のワインを取り揃えるワインバーはチェコ全国どこでもありますが、特に本物のワインセラーが持つ雰囲気は、中世の世界へ時が戻ったような気分になります。
最高級ワイン「貴腐ワイン」が発明されるきっかけとなった物語を、ご紹介しましょう。
ある国のお姫様が恋人に振られ、悲嘆に暮れていた時のことです。
冬の貯蔵用に保管していた葡萄の樽を開けてみたところ、カビが生えて腐っていました。
お姫様は、これはきっと毒だから、食べてしまえばこの世から去れて気持ちも楽になるであろうと考えました。
意を決して腐った葡萄を食べたお姫様は、何とも言えない楽しい気分となり、失恋から見事立ち直れたというエピソードです。
なんだかロマンチックな気分になるワインの物語ですね。
童話に出てきそうな街並みの、チェスキー・クルムロフ。
中世ヨーロッパ紀行に憧れている方は、いつか訪れてみてはいかがでしょうか。
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