luccye さんの日記

 歯科界の更なる活性化に邁進  日本歯科医師会会長 堀 憲郎

公開範囲:公開  | 種類:普通の日記  | 作成日:2018/01/03 13:11

◇ 年頭所感 ◇

明けましておめでとうございます。全国の会員の皆様、そして関係者の皆様には、つつがなく新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。歯科用 セメント

 

 昨年6月に新しい執行部が発足して半年、一昨年3月に会長に就任してから19カ月が過ぎました。昨年の年頭所感では「会長就任当時に歯科界全体の混乱があったものの、長年に亘る歯科界からの発信により、歯科医療や口腔健康管理の重要性について国民的な理解が進み、歯科界にも活性化の兆しが見えている。更なる活性化に向けてスピード感をもって取り組みたい」と申し上げました。led光照射器

 

 改めて、昨年を振り返れば、6月に閣議決定された国の施政方針である「骨太の方針2017」に「生涯に亘る歯科健診の充実や歯科保健医療の充実を図る」と明記されるなど、各方面からの歯科への理解と期待は更に高まっています。また9月に公表された「平成28年度歯科概算医療費」からは、決して大幅とは言えませんが、活性化の兆しが28年度も継続していることが読み取れます。平成13年度以降減り続ける傾向にあった歯科医療費は、平成21年度以降は一度もマイナスに転じることなく経過しています。

 

 会長就任当時に掲げた「日本歯科医師会の28課題」は、昨年6月に発足した新執行部で、改めて再整理しましたが、その中には例えば最重点項目の一つとして「歯科における新しい機能、新しい技術を開発し、診療報酬改定時期以外に保険収載する仕組みを活用し、歯科界全体の更なる活性化をはかる」という課題がありました。この課題について、歯科活性化会議を立ち上げて、そこで臨産学官一体となった議論を進めた結果として、暮れの12月からの「大臼歯

CAD/CAM冠の保険収載」が実現しました。学会、産業界等を含むオールデンタルでの取り組みが結実したものと認識し、各方面のご尽力に感謝申し上げるとともに、まだ歯科にとっては緒に就いたばかりのこの取り組みを更に推進して参ります。

 

 また、間もなく全容が確定する平成30年度の同時改定については、改定対策本部の方針を日本歯科医学会、日本歯科医師連盟とも共有しつつ、明確な問題意識をもって対応してきました。更に改定議論の中で、いくつかの重要な懸案事項についても、その解決に向けて取り組んでいるところです。今年4月からは同時改定の結果を踏まえ、新しい仕組みのもとで、歯科からの医療、介護サービスの提供が円滑にできるように対応を進めます。


http://dentaljp.blogspot.com/2017/12/ebm.html

報告
いいね!      |   コメントする   0   |  

コメント

※コメントするにはログインが必要です