「歯周病の高血圧症の人を調べた研究では、下の血圧(拡張期血圧)が高くなる傾向がありました
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| 種類:普通の日記
| 作成日:2018/03/13 18:06
上の血圧(収縮期血圧)との差が縮み、動脈硬化が進んでいることが示唆されたのです。また、心臓の弁の悪くなる弁膜症では、人工弁に置き換えた弁を調べたところ、歯周病菌が見つかったとの報告もあります」 歯科用インプラント機器
歯周病菌は血流に乗って全身を巡り悪さをする一方、免疫力の低下した高齢者では、誤嚥性肺炎の引き金にもなる。
誤嚥性肺炎は、ノドを通過した食べ物が気道へ入り込み肺炎につながるが、唾液と一緒に流れ込む歯周病菌も原因になるのだ。高齢者は、病気で寝込むと体力の低下が加速し、寝たきりにつながりかねない。健康寿命を延ばすには、歯周病の改善・予防が不可欠といえる。心電計
「1日3回、食後にハミガキをしている人も、歯と歯茎の境目間の歯周ポケットに歯周病菌が繁殖し、歯周病に陥っている人は少なくない。自己流のハミガキでは歯周病は防げません」
力強くハミガキをしても、歯周ポケットの細菌は除去できないという。歯の表面の硬いエナメル質を削り取ることで虫歯の原因になり、歯茎が下がった人は、エナメル質の下の柔らかい象牙質を削り取ることにもつながる。つまり力強く磨くのは逆効果なのだ。
動脈硬化を予防するためにも、正しいハミガキ習慣を身につけよう。(安達純子)
■「正しいハミガキ」の注意事項 □歯科で歯周病の有無のチェックと、自分の歯並びに合わせた歯ブラシ方法の指導を仰ぐ □右利きの人は、左奥の表面から右側の奥へなど、磨く歯の順番を決めておく □歯ブラシで、歯の1本1本を磨くように心がける □右利きの人は、右下の奥の歯など、磨きづらい歯を覚えて丁寧に磨く □力強く歯ブラシでこするのはNG(特に歯茎が下がっている人は要注意)
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