愛媛大病院、スクリーニングテスト拡充
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| 種類:普通の日記
| 作成日:2018/03/27 15:42
物忘れが増えてくると、不安に思い、認知症を疑う中高年も少なくないのでは。認知機能が正常より低下しているものの、日常生活への支障がない状態を「軽度認知障害(MCI)」と呼ぶ。この段階を早く見つけ、適切に対応すれば認知症の発症を抑えられるケースもあることから、近年、MCIへの注目が高まっている。歯科用インプラント機器
MCIは物忘れなどの症状があり、認知症予備軍とされる。厚生労働省研究班の2012年調査では、認知症の65歳以上の高齢者は全国に推計462万人。MCIは400万人とみられ、高齢者の約13%に当たる。MCIから認知症に進行する人の割合は5年で約40%とされる一方で、約30%の人は認知機能が回復すると考えられている。心電計
「認知症はいまだに特効薬がないため、MCIの早期発見、早期介入が重要になる」。愛媛大医学部附属病院抗加齢・予防医療センターの伊賀瀬道也センター長はこう強調する。
MCIかどうかを調べるには、病院などでスクリーニングテストを受ける。同センターでは06年の開設当初から、動脈硬化に特化した人間ドック内で実施しており、受診者(平均年齢約65歳)の約14%がMCIとされた。
より多くの人に受けてもらい、認知症の発症予防につなげようと、4月からは、さまざまな医療相談を受け付ける同センターの「アンチエイジング相談外来」に「あたまの健康度チェックコース」を設けテストを導入。10個の単語を覚えて即座に思い出す作業などを通じ、記憶や決断に関わる機能を評価する。保険適用外の自費診療で、費用は初診料も含め1万800円。
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