歯科健診、受けましょう 県が呼び掛け
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| 種類:普通の日記
| 作成日:2018/04/27 12:18
県民を対象にした口内環境の調査で、自分の歯が二十本以上残っている八十歳の割合や、虫歯のない十二歳児の割合が、全国平均を大きく下回っていることが分かった。県は、啓発活動などで定期的な歯科健診を呼び掛けている。歯科用オイルレス
二〇一六年度の県の調査によると、自分の歯が二十本以上残っている八十歳の割合は33・3%で、一一年度の前回調査よりも9・2ポイント増加したものの全国平均(51・2%)を大幅に下回っている。虫歯のない十二歳児の割合は53・2%で、前回調査から9・7ポイント増加したが、全国平均(64・5%)と大きく差があり、都道府県別では下から三番目だった。レジン材料
過去一年間に歯科健診をした成人の割合は48・6%と、前回調査より15・4ポイント増加したが、全国平均(52・9%)を依然として下回っている。
県地域医療課によると、人口十万人あたりの歯科医師数は五五・五人で、全国の八二・四人を下回る。県健康増進課の担当者は「歯科健診をする習慣があまり浸透していないことが一因かもしれない」と分析する。
県は、県民の口内環境の改善のため、二二年までに、一年の間に歯科健診をした人の割合の目標を65%に設定。「県民の歯を守る週間」(六月四日~十日)に、県内八カ所で啓発イベントを開催するなどで定期的な歯科治療を呼び掛ける予定だという。
県歯科医師会の中村孝久理事によると、歯周炎など口内環境の悪化は、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病を引き起こす要因の一つ。中村理事は「できれば三カ月に一度のペースで健診をし、きれいな口内環境を保ってほしい」と呼び掛けている。
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