歯周病の治療により糖尿病は改善するのか
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| 種類:普通の日記
| 作成日:2018/05/07 17:21
近年の研究で、体に炎症があると放出される生理活性物質(炎症促進性サイトカイン)によって、血糖値を抑えるホルモン「インスリン」の働きが悪くなることが分かってきた。歯科インプラント
歯周病は、全身感染症などと比べて炎症としては軽微だが、慢性化すると長い間じわじわとサイトカインが放出され、糖尿病にも悪影響があると西田氏は考えている。
広島県歯科医師会と広島大が13年に発表した、歯周病のある糖尿病患者を対象にした研究では、歯周病の炎症が強いほど、治療した場合にHbA1cが改善しやすいことが明らかになった。きちんと歯を治すことは、糖尿病治療にも良い効果を生む可能性が高い。
高野氏と西田氏は、歯科医と内科医が互いの病気の関係を理解する必要性を訴える。歯科用インプラント機器
「糖尿病と診断した内科医は、目や足など糖尿病の合併症に目を向けるのと同様に、歯周病にも着目してほしい。紹介を受けた歯科医も『歯周病を治さないと糖尿病も治りにくいよ』と伝えないと」と高野氏。
西田氏も、自身が診た患者で歯科治療後に糖尿病が改善した経験から「糖尿病の診断をしたらまず、歯の状態や食事の内容、食べ方について聞くようになった」という。「歯科医で糖尿病患者を見つけてもらうこともできる」として、講演などでは歯科医に向けて特に舌の状態を確かめるように促す。「血糖値を測るのは難しくても、口の中を一番よく診ているのは歯科医。血糖値が上がると脱水によって舌が乾き、粘つくのがサインです。気付いたら内科に紹介を」と話している。
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