胃酸の逆流が歯ぎしりの原因? 逆流性食道炎と歯ぎしりの関係
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| 種類:普通の日記
| 作成日:2018/05/21 18:11
目覚めているときの歯ぎしりは、悔しい思いをしたときによく出ますが、眠っているときに歯ぎしりする人も、強い不安やストレスを感じている傾向があります。歯ぎしりが激しい人は軽い人よりストレス度が高くないという調査もありますから、歯ぎしりはストレス解消に役立っているのかもしれません。歯科インプラント
詳しいメカニズムは分かっていませんが、アルコールやタバコ、カフェインを摂ることで歯ぎしりが多くなります。薬では、うつ病の治療薬である選択的セロトニン再吸収阻害薬(SSRI)を飲むと、歯ぎしりが悪化することがあり注意が必要です。歯科用インプラント機器
以前は、「噛み合わせが悪いから歯ぎしりが起こる」と考えられていました。しかし今では、歯ぎしりによる痛みや疲労感が睡眠の質を悪くする可能性はありますが、歯ぎしりの直接の原因ではないことが分かっています。
最近注目されているのは、逆流性食道炎と歯ぎしりの関係です。逆流性食道炎というのは、横になったときなどに胃液が食道に逆流して、胸やけやムカツキなどを起こす病気です。逆流性食道炎の患者さんは睡眠中の歯ぎしりや噛みしめが多くなり、治療薬であるプロトンポンプ阻害剤(PPI)を飲むとそれが減ることが分かりました。もしかしたら歯ぎしりは、逆流してきた胃酸を胃に戻すために行っているのかもしれません。
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