恐がる患者の体臭で歯科医のミスか増える?
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| 種類:普通の日記
| 作成日:2018/07/09 15:32
英紙「Daily Mail」(5月25日付)は、「歯科医はナーバスになっている患者の体臭を嗅ぐと、ミスが増える」というショッキングなニュースを伝えている。
これまでの科学データから「人間は感情が高ぶっているとき、特にプレッシャーにさらされているときは、体臭がキツくなり、それは周囲も気づくほどである」ことが明らかになっている。歯科用インプラント機器
ヴァレンティーナ・パルマ博士は、イタリア・トリエステにある「the International School for Advanced Studies(トリエステ国際高等研究スクール)」で、人間の運動行動における体臭の影響について研究している神経科学者だ。
今回、パルマ博士の研究チームが行った実験は「歯科医は患者の心配を嗅ぎ取ることにより、治療技術が低下するか」というものだ。心電計
この仮説を検証するため、まず24名の歯科学生に実験ボランティアになってもらい、各自から2枚ずつ、着用済みのTシャツを提供してもらった。1枚は、難しい試験のときに着ていたもの。もう1枚は、通常の授業中に着ていたもの。
次に、集めたTシャツすべてに体臭を隠す薬品処理を施す。その後、別の歯科学生ボランティア24名にTシャツを着たマネキンの歯の治療実習を行ってもらい、そのパフォーマンスを教官が評価するという手順だ。
結果、試験中に着ていたTシャツのマネキンを治療したときのほうが、治療の出来がかなり悪くなることがわかった。つまり、患者のストレス臭を嗅ぎ取った医師は、よりミスしやすくなり、治療結果にも如実に表れることが証明されたのだ。
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