「短期間」「手軽さ」の重い代償
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| 種類:普通の日記
| 作成日:2018/09/12 17:49
歯科医療のトラブルを手がける高梨滋雄弁護士は、インプラントや矯正治療で、問題が起きるケースに共通した「傾向」があると警鐘を鳴らす。歯科用インプラント機器
「ワンデー◯◯のように、短期間、手軽さ、をセールストークにしている歯科医院の治療で、問題が続出しています。たとえば、インプラントの治療は3カ月から6カ月間かけて顎の骨に結合する時間が必要ですが、それを抜歯、インプラントの手術、仮歯装着まで、手術当日にやってしまう。忙しい人には魅力的に映るかもしれませんが、生理学的にも無理があるので、インプラントの脱落や、感染が起きるなど、リスクが伴う治療法です」
こうした歯科医院は、ホームページで「その日のうちに理想の歯が手に入る」などと、メリットを強調しているが、高梨弁護士が指摘しているリスクについての記述は見当たらない。心電計
今年6月に改正された医療法では、患者の体験談を広告として使用することを禁じているが、それも堂々と掲載している。コンプライアンスに欠けた歯医者が、安全な医療を行っているのか疑問だ。
一方、矯正治療でも「その日のうちに綺麗な歯並びになる」という歯科医院が乱立するようになった。本来は、年単位でゆっくりと歯列を動かしていくのが、矯正治療の基本。それが、なぜ1日で可能なのか?
短期間の矯正の一つが、セラミックのクラウン(被せ物)を装着して、整った歯並びに見せてしまう「セラミック矯正」。
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