日本の空港一覧!国内に空港はいくつある?空港のない都道府県はどこ?
日本の空港の豆知識!国内に空港(飛行場)は何か所ある?全ての都道府県に空港は存在する? 管理の違いにより空港が分類されているといった、そんな空港についてのお話です。
日本の国土は南北に長く、その距離は南北で約3,000kmあります。
そんな日本に、空港はいくつあるかご存じですか?
日本の空港の数は、「空港(ヘリポートを除外する)」と呼ばれる箇所と「飛行場」と呼ばれる箇所を合わせると、全国で97か所あります。
- 出典:「空港一覧」(国土交通省) http://www.mlit.go.jp/koku/15_bf_000310.html
日本国内の空港ですが、各都道府県に空港はあるのでしょうか?
上の空港分布図を見ていただくとお分かりかと思いますが、国内には空港が無いところもあります。
該当するのは、以下の10府県です。
もしかすると、「あれ、神奈川県には、厚木に飛行場があるけど?」と思った方がいらっしゃるかもしれません。
実は、ここでいう飛行場とは、民間が共有していない基地は除外されています。
一例を挙げますと、以下の基地はどれも民間と共有していないため、飛行場とは分類されません。
- 神奈川の厚木基地 … 自衛隊と米軍の供用
- 鹿児島の鹿屋基地 … 自衛隊専用
- 沖縄の嘉手納基地・普天間基地 … 米軍専用
普天間基地
後述しますが、自衛隊や米軍が基地として使用していても、民間と共有していれば、飛行場としてカウントされます。
空港といっても、さまざまな分類があります。
国内の空港においては、空港法により、「拠点空港」「地方管理空港」「その他の空港」「共有空港」の大きく4つに分類されます。
以下に、見ていきましょう。
国際または国内航空輸送網の拠点となる空港で、管理者により「会社管理空港」「国管理空港」「特定地方管理空港」に分類される。
拠点空港のうち、株式会社が設置・管理をする空港で、以下の4か所。
- 成田国際空港
- 中部国際空港
- 関西国際空港
- 大阪阪国際空港
国管理空港
拠点空港のうち、国土交通大臣が設置・管理をする空港で、以下の19か所。
- 東京国際空港(羽田空港)
- 新千歳空港、稚内空港、釧路空港、函館空港
- 仙台空港
- 新潟空港
- 広島空港
- 高松空港、松山空港、高知空港
- 福岡空港、北九州空港、長崎空港、熊本空港、大分空港、宮崎空港、鹿児島空港
- 那覇空港
拠点空港のうち、地方公共団体が設置・管理をする空港で、以下の5か所。
- 旭川空港
- 帯広空港
- 秋田空港
- 山形空港
- 山口宇部空港
拠点空港以外で、国際または国内航空輸送網を形成する上で重要な役割を果たす空港。
接地及び管理は、地方公共団体が行う。
国内で以下の54か所。
- 利尻空港、礼文空港、奥尻空港、中標津空港、紋別空港、女満別空港
- 青森空港、花巻空港、大館能代空港、 庄内空港、福島空港
- 大島空港、新島空港、神津島空港、三宅島空港、八丈島空港
- 佐渡空港、松本空港、静岡空港、富山空港、能登空港、福井空港
- 神戸空港、南紀白浜空港
- 鳥取空港、隠岐空港、出雲空港、石見空港、岡山空港
- 佐賀空港 、対馬空港、小値賀空港、福江空港、上五島空港、壱岐空港、種子島空港、 屋久島空港、奄美空港、喜界空港、徳之島空港、沖永良部空港、与論空港
- 粟国空港、久米島空港、慶良間空港、南大東空港、北大東空港、伊江島空港、宮古空港、下地島空港、多良間空港、新石垣空港、波照間空港、与那国空港
空港のうち、拠点空港、地方管理空港及び公共用ヘリポートを除く空港をいう。
国内で以下の7か所。
- 調布飛行場
- 名古屋飛行場
- 但馬飛行場
- 岡南飛行場
- 天草飛行場
- 大分県央飛行場
- 八尾空港
自衛隊が設置する飛行場や日米安全保障条約に基づく施設(在日米軍が使用する施設)で、公共の用に供するもの。
国内で以下の8か所。
- 札幌飛行場(丘珠空港)
- 千歳飛行場(旧千歳空港)
- 三沢飛行場(三沢空港)
- 百里飛行場(茨城空港)
- 小松飛行場(小松空港)
- 美保飛行場(米子空港)
- 岩国飛行場(岩国空港)
- 徳島飛行場(徳島空港)
日本は他国と比べ国土は狭いですが、多くの空港が存在しています。
一口に空港と言っても、空港を管理する管理者により、細かな分類がなされていることをご理解いただければ幸いです、
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