手軽においしくリラックス♪「ハーブティー」の効能とおいしい飲み方
5種類のハーブティーの効能とおいしい淹れ方を紹介。一種類のハーブだけで飲むのもいいし、ブレンドして自分好みの味を見つけるのも楽しい!仕事や勉強、家事の合間にホッと一息。「ハーブティー」のある生活をはじめてみませんか?
仕事や勉強、家事の合間にホッと一息つきながら飲みたいハーブティーには、ストレスや不安を和らげる、風邪の治りを早くするなどのさまざまな効能があると言われています。
ティーバック、キッチンハーブの葉を摘んで、お湯を注ぐだけで簡単につくることができるハーブティーを生活の中に取り入れてみませんか。
よく知られているハーブを中心に、その効能とおいしい飲み方をご紹介します。
香りのよさからポプリや化粧品・石けんなどの香料として使われる「ラベンダー」。
ポプリには防虫効果があり、精油には抗炎症・消毒作用があることから、さまざまな場面で用いられるラベンダーは、ハーブティーとして飲むこともできます。
お湯を注いだときに広がるアロマには、リラックス効果があり、不安や鬱・ストレスを軽減する作用も。
また、生理不順の解消、消化器系の不調にも効果的。
安眠効果があることでも知られており、寝る前に飲むにはお勧めのハーブティーです。
古代から若返りの媚薬として伝わる「ローズマリー」には、抗酸化成分が多く含まれています。
その成分こそが人を若々しく保つ源。
血行をよくしたり、脳の働きを活性化したりする作用があるため、体力を回復したいとき、記憶力や集中力を高めたいときには効果的。
疲れたときや、勉強・仕事に集中したいときに飲みましょう。
また、抗菌作用や消化促進作用もあるので、風邪のひきはじめや、胃がもたれているときに飲むと症状が緩和されます。
ガムやキャンディーなどでお馴染みの「ミント」。
お口の中をすっきりとさせるだけではなく、消化を促進し、胃を整える作用があります。
鎮痛作用があり、頭痛や生理痛・歯痛などの痛みを和らげます。
また、緊張・イライラで高ぶった神経を鎮め、気分を穏やかに保つ鎮静作用もあることから、大事な試験や会議の前に飲んでおくと効果的です。
トムヤムクンをはじめとするタイ料理に使われることで知られる「レモングラス」。
古くから風邪や熱などの症状を和らげる薬として用いられてきたこのハーブは、頭痛や鼻づまりなどの風邪の初期症状に効果的です。
また、整腸作用があることから、食べ過ぎたとき、脂肪分の多い食事の後に飲むことで胃もたれを防ぎます。
食前に飲むと食欲を増進させる効果があるため、夏バテなどで食欲のないときには試してみましょう。
レモンに似た柑橘系の香りには、集中力を高める作用があります。
能率的に勉強や仕事に取り組みたいときには、レモングラスティーを片手に作業してみるのもよいですね。
ヨーロッパでは、「レモンバームティーを毎日飲むと長生きできる」という言い伝えがあり、長寿のハーブとして知られています。
抗鬱作用があると言われ、精神的に不安定なとき、緊張・イライラするときに飲むと気持ちが落ち着きます。
発汗作用があることから、熱や風邪の初期症状にも効果的。
また、「レモングラス」同様に整腸作用があるため、食前・食後に飲むことで胃もたれを防ぎます。
レモンに似た柑橘系の香りが心地よく、安眠効果も期待できるでしょう。
また、ラベンダー、ミント、レモングラス、ローズマリーなどを使用したハーブティーは、妊娠・授乳中には飲用しないか、量を控えましょう。
摘んできたハーブやティーバックは、そのままカップに入れてお湯を注ぐだけでも飲むことができますが、ひと手間加えることで、より一層おいしくいただけます。
あらかじめ温めておいたティーポットで淹れると、風味が増し、味がまろやかになります。
一種類のハーブだけでもおいしくいただけますが、複数の異なるハーブや紅茶・煎茶などとブレンドすることで、味に深みが出ます。
また、それぞれのハーブが持つ効能も取り入れられるので、一石二鳥と言えるでしょう。
ミントは大抵のハーブやお茶と相性がいいので重宝します。
いろいろ試してみましょう。
レモンを浮かべた紅茶にミントの葉を加えます。
●スパイシーシナモンティー
シナモンを効かせたスパイシーな紅茶に、ミントやレモンバームを加えます。
また、意外な組み合わせですが、ミルクティーにも合います。
サハラ砂漠のあるモロッコでは、清涼感あふれるミントティーが広く飲まれています。
小さいガラスのコップに注いで角砂糖を加えて飲むのが一般的ですが、ミントと合わせるお茶はグリーンティー。
日本ではお馴染みの煎茶です。
作り方は簡単。
ティーポットに煎茶とミントの葉を入れるだけで、異国情緒あふれるモロッカンミントティーの出来上がり。
煎茶に砂糖を加えることに抵抗がある方は、砂糖なしでどうぞ。
それぞれの味や香りを楽しむばかりでなく、複数の異なるハーブをブレンドして、その無限大の組み合わせの中から自分の好みを見つけることが、ハーブティーの最大の魅力と言えるのではないでしょうか。
ティーバックでも、キッチンハーブでも手軽に楽しむことができるハーブティーを試してみてはいかがでしょうか。
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旅行とマーケット・蚤の市めぐりが大好きな庶民派ロンドナー。
コレクションのヴィンテージ食器を眺めている時に幸せを感じます。
ロンドン発 -庶民的生活-
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Travel.jp「たびねす」にてガイド記事執筆中
http://guide.travel.co.jp/navigtr/707/
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