その嘘、バレバレ⁉ 嘘をついている人が無意識に見せる仕草・行動とは?
ウソをつくと無意識に出てしまう仕草や行動を紹介。あやしいと思ったとき、真実を述べているのか、嘘をごまかそうとしているのかを冷静に見極めるために役立ててください。
こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。
嘘をつくと、無意識のうちに体に仕草として出てしまうことがあります。
そうなる理由や、嘘をついたときに見せる仕草や行動の例などについて、早速見ていきましょう。
うまく嘘をついたと思っても、バレてしまう場合があります。
それには理由があります。
口から出た言葉が嘘の場合、心の中で思っている事実との間に矛盾が生じます。
嘘をついてしまったとき、後ろめたさや焦りなどの感情が沸き起こってきた経験はありませんか。
これが、”嘘”と”本当”の矛盾です。
この矛盾があると、どうしても居心地が悪いため、ボディーランゲージとして表れてしまうのです。
嘘をつくのは意識的なものです。
ですが、ボディーランゲージとして表れてしまうのは、無意識の状態なのです。
無意識下では、話したことと事実に矛盾が生じていると、体に出てきてしまうケースがあるということを覚えておきましょう。
嘘をついてしまうと、後ろめたさや焦りなどの感情が起こり、ボディーランゲージとして表れてしまう場合があるということはお話しました。
もし、「この人、今嘘ついているかも…」と思ったら、次のような点を観察してみましょう。
話し方は、普段と同じか
嘘をついている人には、次のような特徴がよく見られます。
- いつもより口数が少ない。
- 聞かれてもいないことまで話し始める
また、嘘をついていると自分を触る回数が多くなると言われています。
たとえば、次のような仕草です。
- 鼻に触れる
- くちびるを触る
- 手の動きが増える など
鼻に触れる仕草については、アメリカの精神科医のアラン・ヒルシュとチャールズ・ウォルフが科学的に研究したものが有名です。
「嘘をつくと体にはある種のホルモンが分泌される。その作用によって鼻周辺の血行がよくなりかゆくなる」
●参考書籍:とっさのしぐさで本音を見抜く 著:トルステン・ハーフェナー
これは、「ピノキオ効果」と呼ばれています。
嘘をついているときに見せる仕草は、時に不安によって起こっている場合があることを忘れないでください。
実際に嘘をついていて「見破られるのではないか」と恐れている場合と、嘘はついていないのに「自分のことを信用してもらえないのではないか」と考えている場合、このどちらも不安を示しています。
そのため、同じ動きを見せるのです。
ですから、仕草だけで判断をするのではなく、声のトーンや話すスピード、表情などがいつもと違うといった別のサインと合わせて、嘘をついているかどうか判断することが必要です。
今回、紹介した仕草は、嘘をついたときに見られるサインのようなものです。
嘘をつかれるのは本当に嫌なことですよね。
それを100%見抜くのは難しいことです。
ですが、「警告のシグナル」だと思うことはできます。
そのときは、いきなり決めつけるのではなく、冷静に観察する基準にするようにしましょう。
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