中国の結婚式 ~面白い習慣の紹介~
中国で友人の結婚式に参加することになったとき、気をつけたほうがいいことや、おもしろい習慣などをご紹介していきます。
日本では友人ならばご祝儀が30000円くらいと相場があるものですが、中国では不参加でも招待状などが来て誘われたらご祝儀を払います。
ご祝儀の代わりに品物を贈る場合もありますが、もし友人のご祝儀なら200元(日本円で約3500円)、親戚なら2000元ほど渡します。品物の場合は日々良く使うお茶の道具や寝具などを送る人が多いようです。
お祝いの言葉は「早生貴子(早くお子さんに恵まれますように)」「百年好合(百年いつまでも仲良くいられますように)」というものがよく使われます。タブーの言葉や数字は「3」。バラバラになるという意味の「散」と同じ発音だからだそうです。
中国では言葉の音がかなり重視されます。また、「寿」は日本では「ことぶき」という意味でおめでたい言葉ですが、中国では「寿命」という意味が強く出てお葬式を連想するので、使ってはダメ。
お祝いには「恭喜、恭喜、白頭到老(おめでとう、末永くお幸せに)」と使います。
日本のように席次が決まっていない中国。次々に料理が運ばれてきて、ゲストも次々にやってきます。出入りも自由なのでいったん退出してもOKです。また招待状がなくても参加できるのは、受付がないからです。招待状を受け取った人は参加するもしないも自由。よって、知らない人の式に行ってもバレません。
最後にスイカが出てくると、婚礼の料理はすべて終了した合図。お開きの合図でもあるので、特に挨拶もなく解散になります。
初婚の人は午前中に式をあげます。朝、すがすがしい中で式をすることで幸先よく結婚生活がスタートできるから。そのため、花嫁は早朝5時くらいから準備に追われます。また、中国では式での喫煙は当たり前。新婦が男性にタバコの火を点け、新郎は乾杯しに各席を回ります。新郎はお酒に弱いと大変なようです。
中国では華やかな言祝ぎの色が「赤」となっています。よって、キリスト教式の場合でも必ず伝統衣装の赤のチャイナドレスを着ます。
日本で言えば、ウェディングドレスがメインで、お色直しの時に色打ち掛けとか、カラードレスに着替えるイメージですが、それが中国では伝統衣装になるわけです。出席する場合はカジュアルなワンピースがおすすめ。Tシャツやデニムの参加者もたくさんいて、日本のようにフォーマルな服装で行くと浮いてしまうようです。
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