韓国の結婚式 ~面白い習慣の紹介~
日本に一番身近な国、韓国。韓国の結婚式に行った時に覚えておくべきことや、日本とは違う習慣は先に知っておくと意外と便利なもの。今回は、韓国の結婚式についてご紹介します。
結婚式の「ペベク」という儀式では、新郎の両親が新郎新婦に棗と栗を投げ、花嫁はウェディングドレスの長いスカートを少したくしあげてそれらをキャッチします。棗と栗は多産の象徴で、「子どもをたくさん授かって」という願いがこめられています。
スカートでキャッチするなんてなかなかしないことなので、いきなり見た人はびっくりすることも多いとか。
また、韓国の結婚式では必ず麺料理を食べます。長い麺のように「末永く」お幸せに、という意味が込められています。
祝福する気持ちを込めて「잘 먹고 잘 살아라」という言葉をいいます。直訳すると「よく食べて、よく生きて」という意味ですが、お幸せに、という意味で多く使われています。
しかし、笑顔で言わないと少し嫌味っぽく「どーぞ、幸せになれよ」みたいに聞こえてしまうため要注意。また、韓国語ではよくわからないのですが、黒髪がねぎのひげ根のように白くなるまでお幸せに・・・といった文言もあります。
幼馴染のお祝いには洗濯機をあげるくらい、実用的なものを送るのが主流な韓国。友人ならご祝儀はなしでプレゼントのみというのも普通だそうです。親友の場合なら、ご祝儀は渡すのが普通。相場は30万ウォン(日本円では2万7000円くらい)包んであげるようなので、日本での相場30000円と似ていますね。
また、親戚にはご祝儀のみ渡す場合も多いとか。まとめると、知人や同僚は5万ウォン(日本では5000円くらい)、仲良しの友人なら10~30万ウォン、親戚は30,50,100万ウォンとかなり高額なようです。また、奇数がおめでたいので20や40は避けるのが普通。
披露宴や二次会を行わずに、挙式後はハネムーンへ旅立つのが韓国流の結婚式だとか。ゲストへの座席は自由席が一般的で、服装も日本人が想像するよりはラフなようです。しかし、デニムなどは避けるのが一般的。
また、韓国の結婚式では伝統的な衣装を大切にします。日本は最近お色直しでカラードレスが主流で和装は少なくなったようですが、韓国ではウェディングドレスと伝統衣装を着るのが普通。韓服と書いて「ハンボク」と読みます。おもに白地でウェディングドレスと色はかぶりますが、かなり和装に近いので気が引き締まります。
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