潤いの足りない唇や肌のカサつき・乾燥に効果的な食べ物&レシピまとめ

執筆者: colonna
はじめに

乾燥肌は肌のトラブルのひとつ。
皮膚が乾燥すると目元や口元にしわやたるみができたり、ひびやあかぎれができたり、皮膚が白い粉をふいたようになったりし、かゆみを伴う皮膚炎を起こすことがあります。

その原因は、皮脂が減って皮膚から水分が蒸発することです。エアコンが効いた乾燥した環境で長時間過ごしている人、間違ったスキンケアやダイエットを行っている人、入浴などで皮脂を必要以上に洗い落としている人などに起こりやすい症状です。
また、年齢による肌の変化、栄養不足も大きく影響します。


 

バランス食で体調を整え、肌を健康に保つ成分を

対策として、まずは、栄養バランスの良い食事や睡眠をたっぷりととって体調を整え、肌の新陳代謝が活発に行われるための土台つくりをしましょう。

皮膚の主成分はタンパク質で、これが不足すると肌のトラブルが起こりやすくなります。タンパク質とともに、肌にうるおいを与えるビタミンAやC、血行を改善して血色のよい肌にするビタミンEなども不足しないようにしたいものです。これらの栄養素を含む食品を食事でしっかり摂りましょう。

油断ちのダイエットを行うと皮膚はカサカサになってしまいます。
極端に脂質を減らすと便秘にもなりやすく、肌荒れの原因になるため、ダイエット中でも、ある程度の脂質は必要です。
また、水分を充分にとり、保湿のためのスキンケアを行って、体の内側と外側の両方からの保湿に努めましょう。

タンパク質やビタミンをとり、体の内側からきれいに

・タンパク質・・・魚介(特にたら)、肉、大豆製品、木綿豆腐
・ビタミンA・・・緑黄色野菜(特に春菊)、レバー、うなぎ
・ビタミンC・・・野菜(特にブロッコリー)、果物
・ビタミンE・・・魚介(特にブリ)、植物油、種実、野菜

より効果的に食べましょう

・主菜を毎食1品そろえる
 タンパク質源となる魚介、肉、卵、大豆製品を主材料にした料理(主菜)を毎食1品摂りましょう。とくに魚介や肉にはタンパク質の分解・再合成を促すビタミンB6も豊富に含まれるので、健康な肌づくりのために効果的です。

・β‐カロテンは油脂といっしょに
 β‐カロテン(体内でビタミンAに変わる)を多く含む青菜などは、お浸しにするよりもゴマ和えやサラダなど。脂質の多い種実(ゴマ、ナッツなど)や植物油を組み合わせた方が吸収率が高まります。

・ビタミンCを逃がさない調理の工夫を
 ビタミンCは水溶性なので、野菜を茹でると茹で汁に流出します。ブロッコリーなどのアクの少ない野菜は電子レンジで下茹でするのがおすすめ。煮込み料理に加える時は、下茹でしたものを最後に加え、栄養分も色鮮やかさもキープしましょう。

おすすめレシピ

ビタミンAを摂取!すりごまと合わせて、ビタミンの吸収率をアップ。


「春菊のゴマ和え」2人分

材料
・春菊・・・120g
・しめじ・・・20g
☆すり白ごま・・・大さじ1
☆砂糖・・・小さじ2/3
☆しょうゆ・・・小さじ1
☆だし汁・・・小さじ2

作り方
1、春菊はゆでて、水にとって水気を切り、4cm長さに切る。
2、しめじは小房に分けて茹でる。
3、☆を合わせ、1,2を和える。

春菊の代わりに、ほうれん草、小松菜などの青菜でも大丈夫です。