自分の耳垢が、何だか臭いなと感じた事はありませんか？自分が不潔なのかな？おかしいのかな？と、心配になった事はありませんか？

耳垢のニオイの元は、ばい菌だったり、耳の炎症による、「膿」である場合が多いです。

ばい菌の場合、原因はやはり耳穴掃除の怠り。耳穴にゴミがたまれば、それだけ耳穴自体が汚れ、臭いを発するようになってしまうのです。これは当然の事ですよね。

一方で、耳の炎症により、ニオイが発生している場合は、少し厄介です。

これはよくありがちなパターンですが、耳穴を清潔に保ちたいあまり、毎日念入りに耳掃除をしているのに、炎症を起こしてしまう例が、意外によくあります。耳穴掃除を必要以上にしすぎると、耳が刺激されてしまい、傷つき、中耳炎や外耳炎に発展してしまうのです。

耳の中が傷つき、中耳炎や外耳炎になってしまうと、耳垢も臭くなります。このニオイは、「膿」のニオイです。この膿が、きつい匂いを発するのです。

軽い中耳炎や外耳炎でも、耳ダレという症状が出てきます。この耳ダレは、いわゆる、膿がたれているという事です。膿の汁が、液体のように耳から流れ出てくる、すなわち耳ダレです。

しかも、この膿により、耳の中が湿った状態になります。本来、耳は濡らす必要のない器官とされています。現に、乾燥している耳垢にニオイはなく、湿った耳垢のニオイの方が、きついですよね。耳穴が湿った状態は、耳にとっては、あまり好ましくない衛生状態なのです。分かりやすく言えば、「汗」と同じです。

これは稀ですが、耳垢ではなく、耳自体の悪臭が気になる場合は、深刻な耳の病気であると考えられます。ただちに医師の診察が必要です。

外耳炎や中耳炎は、放っておくと、難聴や、慢性的中耳炎などになりかねないので、早めに耳鼻科にかかるようにしましょう。

耳を清潔にしたいと思うあまり、耳の中を毎日ボディーソープや石鹸で洗う方、いませんか？これは、今すぐ中止しましょう。ボディーソープなどにも、添加物や刺激の強い化学物質が含まれている場合があります。そのせいで、耳の中のコンディションが、余計に悪化する事があるのです。結果的に、耳垢のニオイに影響してきてしまいます。

もしも石鹸やボディーソープなどを耳に使用する時は、耳の中ではなく、せめて、耳の外側にしておきましょう。耳の中まで洗ってしまうのが、危険なのです。

耳鼻科医によると、本来、耳穴掃除は、1ヶ月に1回でもいいとの事です。もう少し頻繁にやりたい場合でも、2週間に1回です。毎日耳掃除をしている方こそ、耳の炎症を起こし易いリスクを抱えていると言えます。

耳垢のニオイ防止の為、綿棒をラベンダーなどのアロマで香りづけして、工夫されている方もいらっしゃいます。また、安全の為、耳の外側部は、アルコールなどの消毒液を麺棒につけて磨くのも、お勧めです。

自分も耳掻きが大好きです。綿棒で毎晩のように耳かきするのが日課でした。だって、気持ちいいんですもの。やりすぎて耳の奥を傷つけ、何度出血させたことか。でもやめられないんですよね、耳かき。ある意味耳掻き中毒です。綿棒を取り上げられたら、何だかそわそわしてしまいます。

そういえば、目から出る目やににも、ニオイがあるのでしょうかね？

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