水泳で寝たきり予防 [バタ足の意外な効果]
水泳のクロールの時に打つキック、バタ足。
あまり水泳が得意ではない方も、体育の授業で1回はやったことあるでしょう。
『とにかく疲れる』という印象を持つ方が多いでしょう。
しかし、そのバタ足には、実は寝たきり防止の効果があるんです。
今回は、人が寝たきりになってしまう原因の一つと、そのバタ足がその防止に効く理由をご紹介します。
『水泳を趣味にしたいけど、いまいち乗り気になれない』
『フィットネスの会員になったけど、最近行ってないから退会しようかな』
とお思いの方、これを読んでぜひ水泳を始めて(続けて)ください!
ここで、ご年配の方が寝たきりになってしまう大きな原因の一つをご紹介します。
それは、歩いているときにつまずき、転んでしまうことなのです。
その経験を機に、歩くことに恐怖心が生まれ、結果的に寝たきりになってしまうのです。
では、なぜご年配の方はつまずきやすくなってしまうのでしょうか。
それは、太ももの筋肉が衰えてしまうからです。
人は、太ももの筋肉を使ってある程度足を持ち上げて歩いています。
しかし、太ももの筋肉は大きくて重たいため、筋力が低下したご年配の方は、
太ももを使わずに膝より下を主に動かして歩くようになります。
これでは足はあまり持ち上がらず、引きずるような歩き方になってしまいます。
引きずるような歩き方では、当然、ちょっとしたものにつまずき安くなりますよね。
(なお、若い女性でもあまり足を持ち上げない、『ズッズッ』と音を立てて歩く方がいますが、将来的に転びやすくなってしまう可能性があると思うので、注意してくださいね)
なぜバタ足が寝たきり防止に効くのか、その答えは、上記で出てきた太ももの筋肉を動かすからです。
バタ足は細かいので、一見足先しか動かしていないように見えますが、実は太もももしっかり動かしているのです。
正しいバタ足の仕方は、太ももの付け根を中心に(もっと専門的になると腹筋を中心に)、足全体をムチのようにしならせて動かすのです。
太ももの筋肉は人間の筋肉の中で最も大きく、重たいため、意図的に動かすとかなり疲れます。
(この記事を座って読んでる方、太ももを上げてみてください。疲れますよね)
しかし、水中であれば水の特性を生かし、簡単に動かすことができるのです。
バタ足をして太ももの筋力の低下を防ぐことにより、転びにくい歩き方をいつまでも維持することができるのです。
人は、太ももを使って足を持ち上げて歩いていますが、年齢とともに太ももを使わずに歩くようになり、つまずきやすい歩き方になる。
そして、いざ転んでしまったら、それにより歩くことに対する恐怖心が生まれ、歩かなくなり、寝たきりになる。
しかし、バタ足は陸上の運動よりも楽に太ももの筋肉を使うため、バタ足をして筋力低下を防げは、いつまでも転びにくい歩き方ができる。
もちろん、寝たきりの原因はそれだけではありません。
バタ足をして筋力低下を防いでいたとしても、転んでしまうこともあります。
しかし、少しでもその可能性を下げてくれると考え、上記のように、『バタ足は寝たきり防止に効く』という形でまとめさせていただきました。
最近は、定年退職後に水泳を始める方も増えています。
皆さんも、いつまでも健康的な生活を送る手段の一つとして、水泳を始めてみませんでしょうか?
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3歳で水泳を始め
高校時代までのほほんと泳いでいました。
大学進学とともに、名門水泳部に入り、オリンピックメダリストと
一緒に練習をしていました。
競泳を引退後、スポーツマネジメントを学びに大学院に通いながら
ジュニア選手のコーチをし、趣味でフィンスイミングを始めました。
現在は仕事でスポーツ系ウェブサイトを担当しております。
まさに、スポーツ漬けの人生です。
国語の評価は万年『2』でしたので、
文章が下手であったらスミマセン
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