カナヅチでも安心 泳げなくでもできるプールで出来る健康スポーツ

執筆者: Finswimmer Koba
はじめに

 水中運動と聞いて、皆さんは何を想像しますか?
やはり、ほとんどの方はクロール・背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライといったいわゆる『水泳』を想像するでしょう。

しかし、プールでできることは、泳ぐことに限りません。
水の特性を健康に生かしたさまざまな運動があるのです。

しかも、その運動の中には『泳ぐ技術』が必要ないものもあるため、誰でも簡単に始められます。

 

ここでは、プールで行われている、泳げない人でもできる健康的な運動を紹介します。 


 
ウォーキングコース 
その名の通り、『プールで歩く』運動です。顔を水につける必要もない運動です。
『ただ歩くだけ?』と思われるでしょうが、水中で歩くことによってさまざまな効果が得られます。

まず、陸上にはない水の抵抗を受けながら歩くため、必然的に一歩一歩進むのに負荷がかかります。
つまりそれだけ運動になっています(軽いペダルの自転車より重いペダルの自転車を漕いだほうが、一漕ぎで運動になりますよね)。
また、水の浮力の特性を生かして、体を痛めずに足のつけね・膝・足首の関節を大きく動かすことができます。
陸上ではできないほどの大股で歩くことによって、柔軟性も身に付けることができます。
さらに浮力を生かして、陸上では難しい後ろ向き歩行・横向き歩行が容易にできます。
普段できない姿勢で歩くことによって、普段は使わない筋肉を動かすのも健康に効果的な運動になります。
生理的な面でも、胸まで水につかっていれば、水圧により呼吸器官が圧迫され、呼吸が大きくなります。
その中で運動をすることによって、自然に腹式呼吸になるそうです。
数々のメディアで、健康やダイエットに効くと言われている腹式呼吸が自然にできるのは嬉しいですね。 
 
スイミングクラブでは、週に数時間、水中歩行ができる時間を設けておりますが、そこまで機会が多くありません。
プール付きのフィットネスクラブでは常に水中歩行が可能なコースがあると思います。

また、おすすめなのは地域の公共プールです。
多くの公共プールは、速く泳ぐコース・ゆっくり泳ぐコース・自由コース・歩行コースを設けていると思います。
もしお近くの公共プールに歩行コースがあれば、1回数百円で利用可能で、利用できます。
 
アクアビクスコース

 アクアビクスという運動があります。『水=アクア』+『エアロビクス』でアクアビクス。つまり、水中で行うエアロビクスです。

エアロビクス同様、音楽に合わせて激しく体を動かします。水の抵抗があるため、エネルギー消費が大きくなります。しかし水の浮力のおかげで、体への負担が少なく取り組めます。
怪我のリスクが少なく、エネルギー消費の多い運動ができるということで、人気が出ました。そのため、近年では多くのスイミング・フィットネスクラブで取り入れられています。

こちらも顔を付けることはありません(激しく動くため、跳ねた水が顔にかかることはありますが)。
バタ足やクロールなど、水泳の専門的な技術も必要ないため、泳げない方でもできます。

アクアビクスをレッスンとして取り入れているか、週に何回あるかはスイミング・フィットネスクラブによってまちまちです(多くは、専門の外部インストラクターを雇っているため、週に1~2回ほどだと思います)。
興味のある方は、ぜひお近くのクラブの情報を調べてみてください。
 
 
まとめ

 いかがでしたでしょうか。

どちらのコースも、水の浮力・水圧・抵抗・水温を利用した運動です。
近年は、この水の効果が注目され、さまざまな運動が誕生しています。
上で紹介した2つの運動の他にも、水中ヨガや、妊婦さんを対象としたマタニティコースなどもあります。
さらに特別な器具を利用した、ダイビングコースやフィンコースなどもあります。

泳ぐ自信はないげど、健康のために運動を始めたい。何か趣味を増やしたいとお思いの方は、ぜひ調べてみてください。

最後に、LaBOLAというスポーツSNSサイトを紹介させていただきます。

こちらでは、ご自身のスポーツライフ(見る・する問わず)の日記をかけたり、
つぶやいたり、ほかのスポーツ愛好者とつながれたりできます。
皆さんのよりよいスポーツライフの手助けになれば…と思い、ご紹介しました。
 
 コラムニスト情報
Finswimmer Koba
性別:男性  |   現在地:埼玉県  |  

3歳で水泳を始め

高校時代までのほほんと泳いでいました。
大学進学とともに、名門水泳部に入り、オリンピックメダリストと
一緒に練習をしていました。
競泳を引退後、スポーツマネジメントを学びに大学院に通いながら
ジュニア選手のコーチをし、趣味でフィンスイミングを始めました。

現在は仕事でスポーツ系ウェブサイトを担当しております。

まさに、スポーツ漬けの人生です。
国語の評価は万年『2』でしたので、
文章が下手であったらスミマセン