白ジャケットやワンピースを着こなしたい!オールホワイトのファッションコーディネートに挑戦するコツ

執筆者: 中井美香 職業:カラーリスト

こんにちは、カラーリストの中井美香です。

 

今年の春夏のトレンドカラーは「白」、それも全身を「白」一色で固めたオールホワイトのコーディネートが注目されています。

このコーデ、一見とても難しそうに見えますが、似合う色を選べば案外取り入れ易く、しかもおしゃれ上級者に見えます。

 

では自分に似合う白はどんな色なのか?

それを見極めるポイントについてまとめてみたいと思います。

 

 

白の種類

白というと、ワイシャツ生地によくある、目に痛いような「真っ白」を想像される方が多いと思うのですが、白はこれだけではないのです。

 

他にも「オフホワイト」「アイボリー」「オイスターホワイト」などの白があります。

よく白色を苦手と敬遠される方がいますが、その多くは「真っ白」が苦手な方。そんな方には、もっとナチュラルな白がお肌に馴染むのです。

「真っ白」「オフホワイト」「アイボリー」「オイスターホワイト」の中から、どの白が自分に似合うのか?その見極めポイントをご説明します。

画像は、左より「オイスターホワイト」「オフホワイト」「アイボリー」「真っ白」です。

 

 

「クリア」な白と「ソフト」な白

白に限らず、似合う色を探す場合に重要なのは、ご自身が「クリアな色」が似合うタイプか「ソフトな色」が似合うタイプかを見極める事です。

 

白の場合、クリアな色が似合う方ならば「真っ白」や「アイボリー」で、ソフトな色が似合うタイプの方なら「オフホワイト」や「オイスターホワイト」で肌が綺麗に見えます。

 

逆に苦手な色では、不自然な肌色になります。

「黄み」のある白と、「黄み」のない白

続く見極めポイントは、「黄み」がある方がいいのか、ない方がいいのかという事です。

 

黄みのない(少ない)色が似合われるのなら、「真っ白」か「オフホワイト」を着るとお肌に透明感が出て美肌になりますし、「黄み」がお得意な方は、「アイボリー」か「オイスターホワイト」を着ると肌に艶が出て滑らかになります。

 

 

「真っ白」「オフホワイト」「アイボリー」「オイスターホワイト」の中には、肌を綺麗に見せ、印象をアップさせる白があるはずです。そんな白をチョイスされれば、オールホワイトコーデもチャレンジしやすいですね。

続いて、似合う「白」は見つかったけれども、やはりオールホワイトコーディネートは難易度が高いと思われる場合の着こなし方です。

失敗しにくい工夫というのもあります。

得意なテイスト、デザイン(形)、素材で!

「色」を挑戦する場合は、形と素材は得意なものでまとめるのが鉄則です。

 

例えばフェミニンスタイルが得意な方は、素材をレースやシフォン、形はワンピースやブラウスにされると失敗が少ないですし、シャープなスタイルが得意な方は、綿100%のパリッとしたシャツにパンツを合わせのがおすすめです。

 

色で挑戦するなら、テイストは冒険しない事です。

色や素材で微妙な変化をつける

単色コーディネートが難しいのは、全身がのっぺりと間延びしてしまう恐れがあることです。

そこを回避するには、一見単色コーデに見えながらも、実際には微妙な色の変化をつけるとよいでしょう。

白にペールトーンの「ごく薄い色」を合わせると、それが可能になります。

 

具体的には、「真っ白」や「オフホワイト」には「シルバー」や「薄いグレー」、「薄いパステル」などを合わせるとよいでしょう。

「アイボリー」や「オイスターホワイト」には、「ゴールド」や「薄いベージュ」等を合わせられると、馴染みながら変化がつきます。


また、素材で変化をつけるという方法もあります。

無地に地模様の入っている生地を合わせたり、異素材の組み合わせを行うと表情が変わり、間延び感が防げます。

画像は、白に変化をつけ、シルバーを合わせたコーディネートの例です。

 

 

さいごに

上手に着こなせると、清潔感とおしゃれ感がぐんと際立つ「白」。

これからの季節にもぴったりの色です。

ポイントを押さえて、ぜひチャレンジしてみて下さいね。

 
 コラムニスト情報
中井美香
性別:女性  |   職業:カラーリスト

パーソナルカラー、骨格診断で、似合う色とデザインをご提案するカラーリストです。色の事、デザインの事、メイクの事を書いていきたいと思っています。

 

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