サッカーワールドカップ、今更聞けない基本情報~なぜ盛り上がるのか~
4年に1度のサッカーワールドカップ(W杯)。
予選グループや各国の代表選手も続々と発表されてくると、とても盛り上がりますよね!
しかし、『いまいちワールドカップの話題についていけない。』
『ワールドカップって、なんでそんなに盛り上がっているの?』
という方もいらっしゃるでしょう。
今回は、そもそもサッカーワールドカップとは何か、なぜサッカーのワールドカップはそんなに盛り上がるのかをお伝えします。
サッカーのワールドカップとは、FIFA(国際サッカー連盟)が主催する、各国代表によるサッカーの世界選手権大会のことです。
他のスポーツは、1年や2年に1回世界選手権が行われているのに対して、サッカーのワールドカップは4年に1回しか開かれない貴重な大会なのです。つまり、オリンピックと同じ周期ですね。
現在のルールでは、出場国数は32ヶ国です。
開催国と、ヨーロッパ・アジア・南米・アフリカ・北中米カリブ海・オセアニアの、それぞれの予選で勝ち上がったチーム(国)がワールドカップの本大会に出場できるのです。
なお、過去の成績などで、大陸ごとに出場枠数が定められているため、大陸ごとに同じ数のチーム数が出るわけではありません。
2014年ワールドカップブラジル大会では、予選を勝ち上がってきた32ヶ国が4チーム×8つのグループに分かれます。
その4チームで本大会の予選リーグを行い、各グループの上位2チームがベスト16となり、決勝トーナメントを行います。その後は、高校野球のように一発上部でベスト16・ベスト8(準々決勝)・ベスト4(準決勝)・決勝と勝ち上がっていくという仕組みです。
サッカーのワールドカップが世界中で盛り上がる理由の一つとして、サッカーを行っている国の数がとても多いからです。2014年5月現在で、209ヶ国が国際サッカー連盟に加盟しているのです。この数は国際連盟の加盟国数よりも多いです。
さらに、ただサッカー協会が国にあるだけでなく、サッカーがその国の人気スポーツであるところが多いのです。世界で80を超える国に、プロサッカーリーグがあるそうです。日本のJリーグも、プロ野球と並んで人気スポーツリーグですよね。世界中の多くの国で人気スポーツであるため、テレビの視聴数もオリンピックに凌ぐほどだそうです。
ルールがシンプルであり、さらに野球などと違って特別な道具や場所をとらず、サッカーボール一つで楽しめるという点で、世界各国で人気スポーツになったと思われます。
ワールドカップが盛り上がる理由のもう一つは、この大会がサッカーの最高峰の大会であることです。サッカーでは、オリンピック代表は23歳以下と定められています。このように定めることにより、年齢に関係なくフルメンバーで出場できるワールドカップが最高峰の大会となったのです。
オリンピック自体が本来はアマチュアの祭典であるため、理にかなっているといったところでしょうか。
サッカー選手も、ワールドカップ代表に選ばれ、活躍することが最大の目標になり、見る側もそれを最大の力で応援する。それがワールドカップの盛り上がりの一要因になっています。
現在、1,000人を超える日本人のJリーグ選手がいます。また、海外でプレーしている選手も250人以上います。
その中で、4年に一度のこの大会で、選ばれる選手はたったの23人です。
この数字を見るだけでも、ワールドカップの代表選手に選ばれることが本当にすごいことだと分かりますよね。
この代表選手発表にも、毎回ドラマが生まれています。
長年日本の代表としてけん引してきたエースが落選したり、大会直前に頭角を現してきた選手がサプライズ選出されたり。
シビアな代表争いを経て選ばれた選手達であるため、見る側も心から応援したくなってしまうのです。
日本は2014年ワールドカップブラジル大会で、1998年フランス大会から5大会連続5回目の出場となります。その前の大会はすべてアジア予選で敗れ本大会に出場できていませんでした。『ドーハの悲劇』という言葉を一度は耳にしたことがあると思いますが、これも1994年、あと一歩で本大会出場を逃した試合のことです。Jリーグが始まったのが1993年であるため、そこから日本のサッカーは着実に強くなっていると思われます。
日本の最高成績は、2002年日韓ワールドカップと2010年南アフリカワールドカップのベスト16です。そのため、今回のブラジル大会はそれを上回るベスト8以上を目指して頑張ってほしいところです。
1998年フランス大会
日本代表成績 予選敗退(0勝3敗)
・アルゼンチン 1-0 日本
・日本 0-1 クロアチア
・日本 1-2 ジャマイカ
監督:岡田 武史
2002年日韓大会
日本代表成績 ベスト16(予選リーグ2勝1分)
・日本 2-2 ベルギー
・日本 1-0 ロシア
・チュニジア 0-2 日本
決勝トーナメント1回戦
・日本 0-1 トルコ
監督:フィリップ・トルシエ
2006年ドイツ大会
日本代表成績 予選敗退(1分2敗)
・オーストラリア 3-1 日本
・クロアチア 0-0 日本
・日本 1-4 ブラジル
監督:ジーコ
2010年南アフリカ大会
日本代表成績 ベスト16(予選リーグ2勝1敗)
・日本 1-0 カメルーン
・オランダ 1-0 日本
・デンマーク 1-3 日本
決勝トーナメント1回戦
・パラグアイ 0-0 日本 PK戦 5-3
監督:岡田 武史
以上が、ワールドカップについての簡単な説明です。
実際にプレイするのは選手ですが、『より多くの方が応援すること』で、代表選手にパワーを与えることになります。
そして日本が好成績を収めると、それが明るいニュースとなり、皆さんの生活に何らかの良い影響をもたらすと筆者は考えています。
これまで興味がなかったかたも、ぜひ応援してみてください。
スポーツSNSサイト LaBOLAでは、観戦したスポーツを日記(観戦記)にまとめることができたり、感想をつぶやくことができます。また、日本代表戦の情報を見ることもできますので、ぜひチェックしてください。
|
|
3歳で水泳を始め
高校時代までのほほんと泳いでいました。
大学進学とともに、名門水泳部に入り、オリンピックメダリストと
一緒に練習をしていました。
競泳を引退後、スポーツマネジメントを学びに大学院に通いながら
ジュニア選手のコーチをし、趣味でフィンスイミングを始めました。
現在は仕事でスポーツ系ウェブサイトを担当しております。
まさに、スポーツ漬けの人生です。
国語の評価は万年『2』でしたので、
文章が下手であったらスミマセン
|
|