皆が集まって楽しいパーティー、そして出てきたホールケーキ。
ケーキカットの瞬間は誰でも少し緊張すると思います。
うまく切れるかな…？そう思って包丁を入れたら案の定型くずれ。
そんな経験は無いでしょうか。

ケーキカットはとても難しいものです。
プロの方なら慣れと経験でそうそう失敗しませんが、あまり馴染みがないとうまくいきませんよね。
一体どうやったらケーキを型くずれさせずにカット出来るのでしょうか？

なぜケーキは型くずれするのでしょうか？
それは生クリームなどがしっかり固まっていないのが原因です。

クリームが固くないと包丁にくっつき、取れにくくなります。
そうしてそのままケーキが型くずれしてしまい、ケーキカットに失敗するのが主たる原因です。

また包丁は逆に温めてやる必要があります。
温度差を利用してクリームを溶かし、少しずつ切っていきます。
ではどんな手順を踏めば良いのでしょうか？

冷やすといっても冷凍してはいけません。
まず冷蔵庫でちゃんと5～6度まで冷やし、カットする直前に冷蔵庫から取り出します。
すぐ食べたい場合でも一度冷やしておきましょう。

常温に置いておくと（特に夏場）クリームが溶けてきてしまいます。
必ずカット寸前に取り出すようにして下さい。

細くて長い包丁がベストです。
カット用ナイフも売られていますが、万能包丁でもかまいません。パン用のナイフでも良いでしょう。
万能包丁を利用する場合はステンレス製で刃が薄いものを使います。

薄い包丁を使うとケーキがカットしやすくなります。
厚手の物だとクリームが付着しやすくなるので出来れば避けましょう。

ケーキを冷蔵庫から出し、カットする事になったら包丁を一度熱湯に通しましょう。
ボールにお湯を張ってサッと通すだけでもかまいません。
または沸騰させたお湯を包丁にゆっくりかけていきます。

その後、少し時間を置き、人肌より少し熱くなれば大丈夫です。

つい斜めに包丁を入れてしまいがちですが、ケーキ全体がつぶれる原因となってしまいます。
真上からスッと包丁を入れることが肝心です。

最初にカットしたい方向を決め、真上から包丁を入れます。
その後はまっすぐ包丁をおろすかゆっくりと前後にスポンジを切っていきましょう。
ここで斜めに入れてしまってはケーキが型くずれしてしまいます。

まずはケーキを二等分にすることが大切です。

包丁にクリームが付いたまま次のカットをしてしまうのは厳禁です。
付着したクリームが邪魔になってカットしづらくなってしまいます。
また、ケーキの断面にクリームが付着するため、見た目にもあまりよろしくありません。

面倒でもカットの度にクリームをふき取りましょう。
綺麗なタオルやペーパータオルを使うとベターです。

この手順を踏めば、驚くほどにケーキカットがうまくいきます。
特に重要なのはケーキを冷やすことと包丁を温めること、そして入れる方向です。

見た目が綺麗なケーキはそれだけで美味しくなりますし、お客様に出しても喜ばれます。
もしケーキカットが苦手で、カットされたケーキばかり購入している人は一度試してみて下さい。

ホールケーキの方がコスパが良いけれど、切り分けるのが大変、と敬遠していた方もチャレンジして頂ければと思います。

自信がついて綺麗にカットすることが出来れば、称賛を浴びること間違いなし。

いつものパーティーもぐっと楽しくなるかもしれませんね。

ケーキと一緒に珈琲や紅茶も淹れてみると、より一層美味しさが味わえるかと思います。

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