迫る年金問題!政府制度に依存しない自立した対策方法とは -資金ゼロからの不動産投資・家賃収入の始め方-

執筆者: 大長伸吉 職業:不動産経営コンサルタント
年金問題を嘆くより、その対策を!

こんにちは、不動産経営コンサルタントの大長伸吉です。

年金問題は何かとニュースで話題になっていますが、一個人としてどれほどの問題なのでしょう?

将来の生活、高齢になった時の生活資金が確保できていれば、年金問題のニュースに不安になることもありませんし、憤りを感じなくなるかもしれません。

 

さて60歳以降の生活資金を具体的に想定してみていきたいと思います。
月25万円を使える生活ができると、標準的な生活レベルを維持できると一般的に言われています。

月35万円を生活費として使えると、豊かな生活レベルとのこと。

 

これは本当でしょうか。これが意味しているものは?

 

 

年金はいくら貰えるの?

月25万円を年間12か月でみると300万円。


最近は年収300万時代と言われ、若い人がこの収入で、家賃を払い暮らしていけているこのご時世。
年をとったら若い人ほどの食欲はないし、レジャー費もさほどでなくても良いと思えます。
このあたりは感覚的なものですが、さほど外れてはないと思います。


さらに自宅のローンも完済しているのならば住宅費用も殆どかからないので、確かに月25万円の生活費説は間違っていないようです。
そして月35万円が可能ならば年間420万円で、さらに安泰。

また月25万円を日割りすると、1日約9000円。

学生時代のアルバイトを思い出すと、相当の額です。

 

月25万円の生活は快適か

ここで心配なのは年をとったときの病気や怪我ですが、その為には働いているときから疾病・障害保険に入っておくこと。
これらが出来ていれば、ある程度年をとったときの月25万円の生活は日本では快適なものと言えるでしょう。


食事は体が欲する程度で良いし、住まいも確保できていて、病気怪我の時の治療も心配ないというような状況が確保できているならば、年金問題は目の前の大きな問題ではなくなるのではないかと思います。


または月25万円の生活費が十分で余りが出るかもしれません。
たまにはディナーを、たまには旅行に、またはご子息にお小遣いをあげられるかも。
気持ちにゆとりが出ますね。

 

副収入で自立した生活を

そこで問題なのは、今の年金政策では現在の20代、30代、または40代でも月25万円の年金保証はまず得られないこと。
現在の年収が500万円、700万円の人から見ると、大きな成功ではないと感じてしまうかもしれないのですが、60代のご夫婦にとって月20万円程の副収入があれば十分やっていける状況も作れるはず。


その方法が4室の新築アパートを取得して25年後に25万円、または20万円の家賃収入を得ることなのです。
新築アパート経営には秘められた副収入パワーが眠っていると言えます。
それが月35万円でしたら尚良いのでしょうけれど、やっぱり月20万円でも将来の生活像を描くことができます。


年金問題を嘆くのではなく、年金がなくても自立できるように今から対策をすることが大切です。

将来貰える可能性のある年金額

さて、現在貰える満額の国民年金額はいくらでしょう?

10年後、20年後は現在よりも多くもらえる見込みはないので、まずはこの額を確認しておきたいと思います。


年金の額は保険料を支払った額や期間に応じて決まりますが、保険料を40年間納付した人だと2012年4月時点では、満額で「月6万5541円」
これだけで生活をするというのは難しいものです。
更に今後減額傾向ですので、視界不良です。

 

厚生年金の恩恵は?

しかし、サラリーマンの場合はもう一つ、厚生年金があります。
こちらはその人の月収やボーナスによってことなるので貰える額はさまざまとのことですが、政府のモデル世帯ケースの夫婦では「月23万940円」となっています(2012年4月時点の統計)。
現時点のように合わせて約30万程でしたら生活ができるかと思います。

しかし、これから見ても、サラリーマンを続けていた人と独立したけれど個人的に年金を準備していない人との差を感じます。

 

政府想定のモデル世帯とは

ところでこのモデル世帯とは、夫が40年会社員、妻が40年専業主婦との想定とのこと。
40年勤務できた人は幸せですが、世の中には例外がたくさんあります。
たとえば、厚生年金額の半分は国と会社が半額ずつ支払うもので、会社に厚生年金分の積み立てができていない場合、今回の消失年金額2100億円のAIJ問題が起きた場合などはどうなるのでしょうか。

 

現状で安泰している人は、何らかの対策を立てている人だと思います。
もし何とかなると考えて何も対応をしていない状態でしたら、無理をしないレベルで、準備を始めておくことが大切かと思います。


最近は原発や電力はニュースでよく話題となっていますが、年金問題は何も解決されていないままで、着々と時間が経過しているのが現状です。
私も政府のモデル世帯ではないので満額は貰えませんが、自分なりに準備をしています。
自宅の購入方法アパート経営に、自己年金作成の解決策があるのです。

資金がなくても、成功を掴むことができる

不動産投資をする資金がないから、不動産投資ができないというのは間違いです。

 

自己資金ゼロからのスタートし、成功をつかんでいる人がたくさんいます。
そして、成功をした人と話してみるとそれぞれ別々の道を歩んできていることが分かります。

 

  • 初期の自己資金0円から通常の生活の中で時間をかけて徐々にお金を積み立てて、不動産投資を始められた人。
  • 本業以外の事業を立ち上げて、この成功資金で不動産を取得できた人。
  • 株、 FXで一時的に成功して、その得た利益の一部を不動産投資に移すことができた人。
  • 相続金や身内からの補助金によって、アパート経営を始めた人。
  • 所有していた地方の不動産を売却し、東京で不動産経営を始めた人。


などなど、不動産投資を始めたきっかけは、何通りもあるのです。
その人たちに共通することは、数年前から事前にこのような結果になることが明確ではなかったということです。

 

誰もが未来のことは分からないのです。
はじめは「ゼロ」からのスタートだったのです。
これは、みなさんと同じような状況であったということ。
その成功者の中には、一般の人よりも厳しい状況から成功を勝ち取った人もいるのです。
つまりゼロからでもスタートができるのです。

 

まずは行動を起こそう

自己資金がないということを、悲観的に思わないでください。
自分自身ができないと思ってしまい、新しい情報を得ようとしなければ何も変化が起こりません。


さらに、成功者の共通点は行動を起こしたということです。
たまたま大金ができた人でも、そのお金をどう扱おうかと考えて、行動を起こしています。
これよりも一般的な場合では、自分の意志で資金を作り上げた人もいます。


自己資金がないから不動産投資ができないと考えてしまってはいけません。
資金がないなら、まずどうすれば資金を作り上げられるのかを考えることが大切です。
前向きに行動を起こしてください。

 

おわりに

考えることをもっと効率的に行うために、成功事例から学ぶということをお勧めします。
先のように成功事例はたくさんの種類があり、今のあなたの状況に最も近い事例を参考にすることが近道となります。


もしかしたら、今のあなたの現状で十分にスタートできる状況が整っているのかもしれません。
成功事例を知るだけで、すでにチャンスが近づいているのです。

 
 コラムニスト情報
大長伸吉
性別:男性  |   現在地:東京都  |   職業:不動産経営コンサルタント

サラリーマン大家を成功に導くアパート経営コンサルタント
年金大家の会主宰、ランガルハウス株式会社代表
所有物件を着実に増やしながら安定した経営を続ける実績
「サラリーマン大家」として所有物件を増やしながら独立し、これまで、2,000人以上の個別相談と数多くのセミナーで講師として活躍
将来への不安解消として、独自のノウハウによるアパート経営術を指南
新築及び中古1Rマンション、中古アパート、世田谷/北関東/多摩新築アパートなど各種の不動産賃貸業の経験をもとに、主にサラリーマンのアパート経営の支援
建築サポート実績:収益物件53棟256室
セミナー:通算2010人の聴講者と2360回を超える相談会サポートを継続中
著書:『サラリーマン大家の「クズ土地」アパート経営術』(日本実業出版社)
『王道アパート経営で「マイ年金」づくり』(カナリア書房)
『あなたにもデキる!サラリーマン大家の教科書』(AppleApplication電子書籍)
資格:AFP、宅地建物取引主任者、貸金業務取扱主任者
掲載メディア:サンデー毎日、BIG TOMORROW、週刊SPA!、グローバルオーナーズ、家主と地主、ネットマネー、ビジネスチャンス、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞、全国賃貸住宅新聞、週間住宅他

 

 お金・資産運用のコラム

 ビジネス・経済のコラム