メンタルケアに効果的な腹式呼吸とヨガストレッチポーズのやり方!自律神経やホルモンバランスを整え、憂鬱やイライラを解消しよう
私達は日々の生活で、色々なストレスを受けています。
ストレスを受けた時、私達の体は無意識に様々な反応をしています。
呼吸が浅くなる、血圧が上がる、筋肉が硬く緊張する、胃腸や末端の血流が少なくなり、冷えたり消化が悪くなったりする…。
これらは自立神経やホルモンの働きで、ストレスに対処しようとして起こるものです。
不安、恐れ、怒りなど、メンタルの状態が不安定になる時にそのような反応が起こっています。
心の状態を心で解決出来たらとても楽です。
しかし、かき消しても襲ってくる不安や、やり場のない怒りの場合、中々コントロールすることが難しいものです。
自律神経やホルモンの働きを整え、メンタルに作用するヨガのポーズは、体から心を整えていくことが出来ます。
「呼吸は自律神経の窓」と言います。
唯一、意識的にコントロール出来る自律神経支配下の運動が「呼吸」です。
息を吐き切って、お腹をぺたんこにします。
お腹を緩めて息を吸うと、お腹が膨らみます。
両腕を伸ばし、バンザイをします。
胸をいっぱいに広げて、周りの良いエネルギーをチャージするように深呼吸をします。
心が開かれ、前向きにもなれますので、免疫力もアップします。
開脚して立ち、骨盤から上体を倒します。
逆さまの景色を楽しみましょう。
気分転換、脳の活性化、美顔効果、内臓下垂を防ぐといった働きがあります。
逆さまになると、気分がぱあっと変わって晴れ渡ります。
立って前後に開脚し、膝・腰を伸ばしたまま、上体を前に倒します。
イライラ解消、ホルモンバランスを整える作用があります。
左右のお尻を平行な位置に置いておくことが、骨盤の位置を調整する意味でも大切です。
座って開脚をし、骨盤から前に上体を倒します。
無理はせず、膝が曲がっても構わないません。
ゆっくり様子を見ながら、リラックスをして呼吸をしつつポーズをキープします。
イライラ・ストレス解消・全身の脂肪を取ると言われています。
メンタルが不安定な時には、最初は中々ポーズや呼吸を意識することを思い出せないかもしれません。
しかし、心がいっぱいでコントロールする余裕がない時こそ、体を動かし調整することで自律神経に働きかけたり、強張っている体をほぐしたりすると良いのです。
体がほぐれると心もほぐれます。
「心が辛い時は体で解消」と覚えておくと、役立ちます。
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ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com
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