初心者で独学でもピアノを上達させたい!時間のない人にもおすすめの練習方法と弾き方のコツ
こんにちは、ピアニストの小川瞳です。
「子供の時はピアノを習っていたけど、勉強や部活が忙しくなって、レッスンを辞めてしまった。今ではもうすっかり弾き方を忘れてしまった」
「子供の時は練習が面倒で嫌だったけど、今は弾きたい曲がいっぱいある」
「ピアノに触ったこともないけど、少し弾けたら良いのにな」
色々な理由で、大人になってからもピアノを学ぶ人はたくさんいます。
しかしお仕事をしながらピアノ教室に通うのは大変ですよね。
そこで今回は「上達するピアノ独習のコツ」を紹介します。
ピアノは、しっかり先生に習った方が確実に上達すると思います。
個人個人によって、得るべき知識、補うべき技術が異なってきます。
定期的にマンツーマンで習うことにより、自分自身の癖などを確認して貰うことが出来ます。
また、一人ひとりのレベルに応じたレッスンが受けられるため、確実に段階を踏みながら上達します。
しかし時間的・経済的な理由により、レッスンを受けることが難しい方もいらっしゃるでしょう。
また、身近にピアノ教室が無くて困っている方、マンツーマンという形には抵抗のある方など、様々な事情により独学でピアノを学びたい方がいらっしゃると思います。
ピアノを独習で覚えることにもメリットがあります。
まず、上記の悩みを抱えられている方にとっては、習うよりもお金がかからないですし、自分の好きな時間・ペースで練習や演奏をすることが出来ます。
そして、自分が好きな曲を練習することが出来るのもメリットになるのではないでしょうか。
独学をするためにはまず、楽譜の読み方を覚えましょう。
ピアノは、鍵盤を押せば音が出る楽器なので、よく聴いている音楽は、色々な音を試しているうちに、なんとなくその曲らしく弾けてしまうこともあるかもしれません。
クラシック以外のジャンルなら、上記のような方法でも良いでしょう。
しかしクラシックのピアノとなると、楽譜からいかに多くの情報を読み取れるかが重要になってくるのです。
そのため、まずは音符を理解するために楽譜を用意して下さい。
初心者のための楽譜が、楽譜販売店には必ず陳列していますよ。
楽譜をしっかり読めるようになったら、楽譜を目で追いながらその曲のCDを聴きましょう。
音符と実際の音が頭の中で結び付きやすくなります。
また、強弱や速度の変化なども理解しやすいと思います。
最近では、動画サイトやDVDで実際にプロの方が指導する映像を見ることも出来ます。
音だけでなく、映像でも音楽のイメージを膨らますことが出来ます。
また、プロの方のアドバイスも聞くことが出来るので、ぜひ活用してみて下さい。
さて、楽譜が読めるようになり弾きたい曲の音のイメージが出来ても、実際に演奏する技術を身に付けなければなりません。
演奏技術を上げるためには「ゆっくり練習」と「片手練習」が必須です。
どんなに難しいフレーズでも、ものすごくテンポを落として練習をすれば、弾けるはずです。
ゆっくり練習を繰り返し、確実に指の動きを理解したら、徐々にテンポを上げていくよう心掛けましょう。
また、片手ずつ丁寧におさらいすることも大切です。
両手で合わせるのは難しくても、片手ずつなら意外と楽に弾けるはずです。
難しいフレーズは、特にこの方法を使って、練習を重ねてみて下さいね。
いかがでしたでしょうか。
ピアノは可能であれば先生に習った方が上達します。
しかし、もし独学をするのであれば、まずは楽譜を読めるようになりましょう。
その楽譜に合わせてCDを聴いて、音符と音を結び付けることが出来たら「ゆっくり練習」と「片手練習」を始めてみましょう。
自分の頭の中に曲の完成形をイメージし、可能な限りそれに近付けるよう努力すると良いでしょう。
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ピアニストとして東京や茨城を中心に、ソロの演奏会やオーケストラとの共演など、数多くの演奏活動を行っております。
音楽心理士の資格も持ち、トークコンサートやコンクールの審査員もつとめております。
また長年に渡り執筆活動も並行して行っており、小説を3作品出版しております。
こちらのサイトでは、幼少時よりピアノを学び続け、クラシック音楽の世界に身を置く私ならではのコラムを執筆できたら、と思います。
よろしくお願い致します。
小川瞳 公式ホームページ https://ogawahitomi.amebaownd.com/
小川瞳作曲 笑顔のBGM
https://youtu.be/Qrt-stZPTb8
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