話のきっかけを掴む3つの会話術!雑談が苦手な人におすすめのコミュニケーション方法とは

執筆者: 竹内慎也 職業: 人材育成のウィル・スキル・アソシエイト株式会社 代表取締役
はじめに

考動型営業育成トレーナーの竹内慎也です。


雑談が苦手、雑談が盛り上がらないと思っている人は意外に多いものです。

かくいう私も、昔は雑談が上手くなかったのです。

むしろ「何を話したいの?」「これは何の話?」となることが多く、なかなか話が出来なかった苦い経験の方が多いです。


そういった雑談がなかなか出来ない人に向けて、どうすれば雑談がしやすくなるか、3つのポイントでまとめてみました。

 

 

入り方その1 相手に話をして貰う

雑談は何のためにするかと言うと、会話が盛り上がり、良い雰囲気を作るために行います。

まずは「相手に話をさせ、心地良くなって貰うこと」が第一のポイントになります。


話をしてもらうためには、少し質問を振ってみます。
「今日は楽しそうですね。最近良いことありました?」とか「そう言えば、以前○○のお話をされてましたね。その後いかがです?」という風に話を振ってみます。


ここからがポイントです。

相手の話に、少しオーバー気味に乗っかります

「えー?そうなんですか」「はい。ええ。」「面白い。それからどうなったんですか?」と積極的に聞くことを心掛けます。


このとき、基本スタンスは笑顔で行いたいですが、話の内容に合わせて表情は変えてみましょう。

 

入り方その2 相手を褒める

雑談は、話に乗っかるだけでなく、こちらからもメッセージを伝えることが大事です。

 

あくまで雑談なので、ここでは積極的に褒めてみましょう。

「それはすごい!さすが○○さんですね」とか「○○さんのその解釈の仕方、勉強になります」とか「そこでその話が出来る○○さんもすごいですね」と、相手を名指しで褒めることが効果的です。


また、もう一つは、雑談に入る前に褒めることも大切です。

例えば、相手の身なりを褒めることです。

例として、あなたの前にいる人が「真っ白なスーツに黒いネクタイをしている」としましょう(あくまで例としてです)。

あなたならどう褒めますか?

普通なら引いてしまうかもしれませんが、こういう状況でも褒めることは出来ます。


例えば「良いお召し物ですね」と固めに褒めることも出来れば「白スーツがすごく映えていますね。私だとスーツに絶対負けますが、○○さんはスーツを着こなしておられますね」という感じです。

 

このような一言でも、雑談は始まるのです。

入り方その3 人が心地良くなるポイントを考える

褒めるためにも、話を続けてもらうためにも、相手がどんなニーズがあるか、興味があるか、自信があるかを想定してみましょう

 

多くの場合、持ち物や、色使い、オフィスの環境にそれが現れます。

そのポイントを見つけてみましょう。


例えば、自宅にサーフィンのボードがあるならサーフィンに興味がありますし、持ち物が同じブランドで統一されているならそのブランドが好きなのです。

一緒に食事をする場合、魚を選んだなら魚が好きですし、コーヒーを頼まれるならコーヒーはある程度習慣になるほど飲んでいるのです。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

この3点は、相手に興味関心を示すことから始まります。

雑談が苦手なら、まずは相手に興味を持つことからスタートしてみましょう。

 
 コラムニスト情報
竹内慎也
性別:男性  |   現在地:osaka,japan  |   職業: 人材育成のウィル・スキル・アソシエイト株式会社 代表取締役

大学卒業後、DJとして活動するも挫折。1年出遅れ、リフォーム訪問販売会社に入社するが、結果は出ず売れない社員となる。その後、ベンチャー企業への出向や、ECビジネスの新規事業に関わるも挫折し退職。
何もやることのない状態の中、 たまたま家にあった物をネット販売し売れたのをきっかけに、ネットショップ開設、アフィリエイトで月収120万円を達成。しかし半年後、有頂天の反動により急激に売り上げが下がり、断念する。
その後、株式会社インテリジェンスに転職。この時、「絶対にトップセールスになる」と誓い、翌年新人賞を獲得。さらに年間トップセールスに輝き、全国での入賞の常連となる。また、管理職に昇進後は、チーム・グループ単位でも連続入賞するなど個人でなく組織での業績貢献をする。
2009年、個人でセミナー・異業種交流主催団体「ファーストクラス」を会社勤めのかたわらスタートし、1年間で1000名以上を集客する。
2010年退職。フリーで研修講師として「質問力と仮説構築力・行動設計強化」の研修を実施。
2011年、法人営業研修会社「ウィルスキルアソシエイト株式会社」を設立。
代表取締役に就任し、 営業研修・階層別研修・業界特化研修・コンサルティングを開始。毎日講演を目標に、苦労体験から営業、コミュニケーションまで幅広いジャンルを持つ。現在は年間研修150回以上実施。
過去に開かれたセミナーの満足度は累計で98%に達している。

2012年6月に初の著書非エリートの思考法
を出版。若手、中堅、初級管理職の育成も手掛ける