プロピアニスト厳選!独学初心者にお勧めのピアノ練習・課題曲まとめ

執筆者: 小川 瞳 職業:ピアニスト
はじめに

こんにちは、ピアニストの小川瞳です。

 

今回は、初心者にお勧めのピアノ名曲を紹介します。

やはり、誰もが知っている名曲を演奏出来ると、嬉しいですよね。

 

 

ベートーベンやモーツアルトなどの名曲

まず最初に目指したくなる名曲は、ベートーベンの「エリーゼのために」ではないでしょうか。
色々なシーンで耳にする、かなり有名な曲ですが、意外と弾きやすく、演奏時間も短いので、挑戦しやすいと思いますよ。

同じベートーベンで「月光ソナタ第一楽章」「悲愴ソナタ第二楽章」も、手軽に挑戦出来ると思います。

 

ドビュッシーの「月の光」「アラベスク」、サティの「ジムノペディ第一番」なども、クラシックの定番であり、趣のある名曲なので、ぜひレパートリーにしてみて下さい。

 

モーツアルトでは「トルコ行進曲」「きらきら星変奏曲」「ロンドニ長調」がお勧めです。
少し難易度は上がりますが、その分豪華で、聞き応えがあると思います。

 

ピアノの詩人と呼ばれているショパンの名曲

また、ピアノ名曲といったらショパンです。

 

ショパンは、ピアノの詩人と呼ばれているほど、ピアノの名曲を数多く残しているのです。

 

そこで初心者にお勧めなのは「子犬のワルツ」「ノクターン第2番」などでしょう。

 

難易度の高い「幻想即興曲」を目標に、ピアノ練習を頑張る方も多いですね。

 

ショパンの名曲を初心者向けに編曲したものもある

しかし、やはり絢爛豪華が特徴であるロマン派のショパンは、音の数が多く、初心者には難しい曲がたくさんあります。


そこで便利なのが、名曲を簡単に編曲してあるバージョンです。
原曲と音楽は似てはいるけれど、編曲者が工夫して、演奏しやすい形にしてくれているのです。

例えば難曲として有名な「革命のエチュード」「木枯らしのエチュード」なども、ハ長調になっているバージョンがたくさん出ています。


ハ長調にすることで、臨時記号を減らし、譜読みが楽になるメリットや、黒鍵を少なくしてミスタッチを減らすというメリットがあるのです。

また原曲はとても長かったとしても、有名なフレーズだけ取り出して、演奏しやすい長さに編曲してある曲もあります。

オーケストラ用の名曲もピアノソロ用に編曲されている

クラシックの名曲には、オーケストラで演奏するための曲もたくさんあります。

そのような曲も、ピアノソロで演奏出来るように編曲されていることが多いのです。


ベートーベンの「運命」、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」、ビゼーの「カルメン」など、無数にあります。

 

 

おわりに

名曲というものは、とても耳馴染みが良いので、同じ難易度の初めて聴く曲よりも、ずっと弾きやすいと思います。

 

自分が興味を持った曲を目標に、まずは片手から、ゆっくりと繰り返し行っていきましょう。

 
 コラムニスト情報
小川 瞳
性別:女性  |   職業:ピアニスト

ピアニストとして東京や茨城を中心に、ソロの演奏会やオーケストラとの共演など、数多くの演奏活動を行っております。
音楽心理士の資格も持ち、トークコンサートやコンクールの審査員もつとめております。
また長年に渡り執筆活動も並行して行っており、小説を3作品出版しております。
こちらのサイトでは、幼少時よりピアノを学び続け、クラシック音楽の世界に身を置く私ならではのコラムを執筆できたら、と思います。
よろしくお願い致します。
小川瞳 公式ホームページ https://ogawahitomi.amebaownd.com/

小川瞳作曲 笑顔のBGM
https://youtu.be/Qrt-stZPTb8