生命線が短いと寿命が少ない?手相占いにおける「感情線・知能線・生命線」の意味とは

執筆者: 寺島みさお 職業:手相学研究家/家族療法カウンセラー/手相講師
はじめに

こんにちは、手相学研究家の寺島みさおです。

 

手相好きの方も、そうではない方も、感情線・知能線(頭脳線)・生命線という言葉は耳にしたことがあるのではないでしょうか? 

 

「物事の始まりを知ることで、【それ】が意味する真の意味が見えてくる」という考え方があります。

今回は、それらの線の起源を少し辿ってみましょう。

 

 

日本の手相占いはどこから来たのか

第一回コラムでご紹介したとおり、手相の歴史はとても古く、日本には平安時代に中国から伝えられたと言われています。

 

現在行われている、いわゆる「手相占い」の殆どは西洋手相学が主流で、明治時代末期に西洋文化と共にもたらされ、広く用いられるようになったようです。

 

つまり、元々は「英語」だったということですね。 

西洋手相学の歴史を辿ると、起源はインド

ギリシャローマを歴て欧州に伝わった経緯を考えると、さらに大本は「英語」でもなかったということが推察されます。

言語から見えてくる手相の真髄

ギリシャ語やラテン語から探ることは難しいので、皆さんも親しみのある「英語」から手相の用語を探っていきましょう。 

基本線と言われる、三本の線の英語表記は下記の通りです。

 

  • 感情線 ⇒ Heart line
  • 知能線 ⇒ Head line
  • 生命線 ⇒ Life line

 

Heartとは「心」「心臓」などという意味がありますね。

ここから、感情線は「心」を表しているということが推察されます。 

 

知能線というと、頭の善し悪しを見る線という印象を与えますが、元はHead。「頭」です。

知能を見るというよりも、その人の頭(脳構造)を表していると考えられます。


一番誤解を与えやすいのが生命線。 

Lifeは「命」という意味を持ちます。

 

ここから生命線と呼ばれるようになったと推察されます。

しかし、Lifeという単語には他にもいくつか意味がありますね。

「生活」「人生」など。 

Lifeとは「命」を育むことを意味していのではないでしょうか。

 

 

日本語表記が与える印象

このように、日本語表記だけでそれぞれの線を判断すると、真に意味していることの極一部しか知ることが出来なくなる可能性があります。

また、間違った印象を与える場合もあるのです。


良いネーミングの相が手に現れていると、モチベーションが上がります。
「幸運線」と呼ばれる線があります。

ご自分の手に出ていたら、とても嬉しいですね。明るい未来を想像することが出来るでしょう。


しかしながら、悪い印象を与えるようなネーミングの相が、自分の手に刻まれていたらどうでしょうか。

例えば「離婚の相」という名前の線。

結婚に対する希望が半減するばかりか「ならば結婚しないわ」と思ってしまう人もいるかもしれません。

 

離婚の相は離婚を暗示する線ではない

そのネーミングが間違っているわけではありません。

そう言われる所以があるのです。

その所以を知ることで、その線が真に教えてくれているメッセージに辿り着くことが出来ます。


「離婚の相」は、離婚を暗示する線ではありません。

 

離婚の相は、自立心が強い方に見られます。

「束縛されるような結婚生活、自分の時間が全くなくなる様な結婚生活になると、離婚する可能性がありますよ」と教えてくれているのです。

 

これを知っていれば回避することも出来ますね。

 

生命線も寿命を見る線ではない

「手相を見てもらうのは怖い」と仰る方がいます。

その方々のほとんどは、切れている、短いなど弱い生命線をお持ちでした。

「病気をするのではないか」「寿命が短いと言われるのではないか」という心配からだと思われます。

 

先にご説明したとおり、生命線は「Life line」です。

人生のヒントが刻まれている線であり、命の長さを記している線ではないのです。

おわりに

手相は、あなたに「どうやって生きればより良い人生を送れるか」ということを、目に見える形で教えてくれています。

 

真の活用法とは、手を見て内観することではないでしょうか? 

正しく知って、日々の生活に活用していきたいですね。

 

次回からは、それぞれの線から何が学べるのかをご紹介したいと思います。

 
 コラムニスト情報
寺島みさお
性別:女性  |   現在地:東京都台東区  |   職業:手相学研究家/家族療法カウンセラー/手相講師

東京都台東区台東4-2-4 勝部ビル102
一般社団法人HASTA手相学研究所 代表理事
手相学研究家・家族療法カウンセラー

手相占いの基礎を本格的に習得後、独学で西洋手相学や東洋手相学の原書文献などから、手相学という「哲学」にアプローチし、心理を読む手相、カウンセリングツールとしてのHASTA手相学を確立。
手・指・手のひら・手相など、手をあらゆる部位から分析することで、単なる未来予知ではなく「自分を生きる」指針としての手相活用術を発信している。
一方で、家族療法カウンセラーとして、子育て支援や人財育成事業を展開。赤ちゃん・子ども手相鑑定、親子手相鑑定でお子さんの心と資質を読み取り、親子関係等、人と人との価値観の違いや資質を引き出す事で、コミュニケーションサポートを行っている。

現在は、東京都台東区(大江戸線新御徒町/JR御徒町)を拠点に、カウンセリングの個人セッションをする一方、手のひらの線(手相)のみならず、手の特徴、指の特徴からも人の傾向を読み背中を押すことのできるカウンセラーを養成する手相講座やコミュニケーションアドバイザー、自己実現アドバイザー等の講座を開催している。

ホームページ http://hasta-tesou.com
・HASTA手相学スクール: http://hasta-tesou.com/school/
・家族療法カウンセリング: http://hasta-kaze.org
オフィシャルブログ: http://ameblo.jp/hipno-kaze/
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