地上の楽園・バリ島に移住シュミレーション!現地民によるリアルなライフスタイル・労働時間・住居・賃金相場まとめ

執筆者: まつもと まり 職業:ダイビングインストラクター(PADI IDCスタッフインストラクター)
南国での移住生活の様子

南国での移住生活は、旅行などで訪れた時のイメージと比べると、予想以上に地味なものです。

豪華なヴィラで優雅に暮らす方も多くいますが、大半の移住者は、年間20万円から50万円の一軒家もしくはアパートに住んでいます。

市場やスーパーで買い物をし自炊をするか、地元の屋台で1食100円程度の食事をし、時々レストランなどで1000円程度の外食をする、というのが一般的です。


 

優雅なバリ時間スタイル

仕事以外で滞在している方のライフスタイルは、いわゆるバリ時間で、とにかくゆっくりと過ぎていきます。

スーパーなどでは新鮮な野菜は手に入りにくいので、普段の買い物は朝市を利用することが多くなります。

日が昇る前から営業している朝市の時間に起床を合わせるため、おのずと早寝早起きが習慣になります。

 

 

ビーチからほど近い場所に住んでいる方は、日の出と共に散歩やヨガなど、朝からアクティブに活動しています。
暑い昼間の時間帯は、室内で読書やインターネットをすることが多いです。

涼しくなった夕方にはまた海辺の散歩など、特別なことをせず、自然と触れ合うだけで時間があっという間に過ぎて行きます。

 

暇を持て余してしまわないのか?

そんな生活で暇を持て余すのではと不安に思うかもしれません。

 

しかし、語学ヨガ、ダンスなど、日本人向けのプログラムは沢山あります。

ちょっと足を伸ばすだけでライステラスやビーチに行くことが出来るので、自然の中で暮らすことが目的でバリ島に移住を考えているのであれば、退屈と感じることはありません。

 

 

地域の人たちと交流しながら、言葉や文化を学んだりも出来ます。

在住者同士の交流も盛んなので、海外に住むことで生じる孤独を感じることは特にありません。

 

日本では考えられない不便なこともある

しかし、優雅に見える移住生活も、良いことばかりではありません。

なぜなら、ここはバリ島、日本のルールは一切通用しません。


日本では半日で出来ることが何日もかかることは当たり前ですし、インターネットの接続が不安定だったり、停電や断水も当たり前です。

そこでイライラする気持ちを抑え、日本では到底手に入らない、ゆったりした時間を手に入れた代償だと受け入れることが出来れば、バリ島での生活は、ストレスフリーの「地味な楽園」生活となることでしょう。

ビジネスで滞在する方のライフスタイル

また、ビジネスでバリ島に滞在する方のライフスタイルは、職種にもよりますが、週休1日もしくは隔週2日という会社が多いです。

8時間労働という会社が平均的で、意外と労働時間は長いようです。

賃金に関しては、最初はバリ島での生活がギリギリ行える程度しか出ません。

現地のスタッフと、日本人ゲストとの板挟みという立場を覚悟の上、大好きなバリ島で働きながら生活したいという方なら、多少の困難は乗り越えて楽しく生活することが出来るでしょう。

バリ島で暮らす一人暮らしの日本人会社員は、コスと呼ばれる1カ月1万円~2万円程度の1ルームのお部屋で暮らすのが一般的です。

 

設備が良くなるほど値段が上がります。

水シャワー、ファン、ローカルトイレの1ルームであれば1万円を切る所もありますが、その部屋で快適に暮らせるかどうかは本人次第です。

 

おわりに

様々な目的でバリ島に長期滞在、移住をしている方がいらっしゃいます。

楽しく生活するコツは、現地の方達と上手にコミュニケーションを取り、自分の生活する地域や人の特性を受け入れ、共存していくことです。


もし地上の楽園へ移住をお考えの方、スローライフな生活に憧れる方は是非次回のコラムもご参考にしてくださいね。

 
 コラムニスト情報
まつもと まり
性別:女性  |   現在地:バリ島 デンパサール  |   職業:ダイビングインストラクター(PADI IDCスタッフインストラクター)

バリ島サヌールにある、PADI ダイブセンターとして最高ランクPADI CDC(キャリア・デベロップメント・センター)の認定を持つ、日本人コースディクター常駐の「バリ・クリスタルダイバーズ」http://cd-taka.com/にて、IDCスタッフインストラクターとしてインストラクターコース指導の経験を積みながらバリ島に住む事4年目に突入!
「ひとりでバリばっか」http://blog.livedoor.jp/barimari55/毎日更新中!!

 

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