ハッカ油に負けないクールダウン効果!昼間や熱帯夜の暑さを凌ぐひんやりアロマオイル(精油)を紹介

執筆者: 佐藤ユミ子 職業:アロマセラピスト 英国IFA認定講師
はじめに

みなさんこんにちは。Flower's Room IFA認定校校長の佐藤ユミ子です。

 

暑さで眠れない!

こんな声を、良く耳にするようになりました。


毎年訪れる暑さ対策、皆さんはどのようにされていますか?

 

体の熱を取り去るには

ペパーミントの精油は、冷却作用(肌に触れると冷たいと感じる作用)があります。

ミント入りの入浴剤が夏に良く出るのには、意味があるのです。

 

体の熱を取り去ってくれる

ただ清々しい香りというだけではなく、実際に体の熱を取り去ってくれるのです。

入浴剤を入れることにより、お風呂から出るときに、すっと汗が引いてくれるわけです。

 

体の表面温度だけを取り除く

さらに優れている点は、体を冷やしっぱなしにするのではなく、体の表面温度を取り去るだけです。そのため体の中を冷やすことはなく安心なのです。

冷え性で、常に足が冷たいという方も、安心して下さいね。

 

内臓の不調に効果的

ハーブティーとしてペパーミントを入れたものは、冷たい物の取り過ぎなどによる内臓の不調などにお勧めです。

「すーっ」とした味ですのでとてもすっきりします。

 

逆に身体を温める精油は?

逆に、冷房で冷えてしまった足には体を温める作用のものを。
スイートマジョラム、オレンジスイート、ブラックペッパーなどは加温作用があります。


また、循環促進が狙えるサイプレスやローズマリー、ジュニパーなどを加えると、足をマッサージするだけでポカポカとして浮腫みも取れていきます。

是非お試し下さいね。

 

ホホバオイル10mlに対して、精油を4~6滴、上記の中でお好きなものをブレンドしてみて下さい。

 

 

熱帯夜の安眠対策には

今夜は熱帯夜…暑い…眠れない…。冷房は身体に悪いし、電気代も気になる…。
そんな夜にお勧めの安眠スプレーをご紹介します。

 

上手く眠りのサイクルに入れないと、目がどんどん冴えてきてしまいます。
副交感神経モードにシフト出来るように、リラックス出来るようなものをチョイスしてスプレーにしておくと、とても便利です。

安眠スプレーの材料
  • 無水エタノール 10ml
  • 精油      20滴~25滴
  • 精製水     40ml

 

暑さに負けずリラックスを

ラベンダー、プチグレン、スイートマジョラム、ベルガモット、ネロリ、ローズオットー、サンダルウッド、フランキンセンス、クラリセージなどからお好みのものを3~4種類入れてみて下さい。

 

上記には、リラックスする成分の酢酸リナリルが多めに含まれているもの、エステル類が多いものが入っています。

ぼうっと静かな時間を過ごすのにも最適です。


暑くても女子力を忘れない!

ちなみに、ローズ好きの私が最近作成したものは、ローズオットー10滴、ネロリ3滴、プチグレン3滴、フランキンセンス4滴です。

幸せな気分で眠りに就けますし、アンチエイジングにも最高です。

女子力アップにつながりますね。

 

暑くてイライラする時は

暑くてイライラするという場合のレシピとしては、グレープフルーツ10滴、ローズマリー3滴、レモン3滴、ティートリー4滴など、すっきりとするブレンドでもOKです。

 

ただしこれらは、トップノートと言って香りの揮発速度が速いので、持続性はあまり望めません。


その場合は、パチュリというベースノート(香りの保留剤変わりになるもの)を数滴加えると、持続時間が長くなります。

パチュリは、柑橘系との相性がとても良いです。

 

上記は良く朝に使用するためのブレンドなのですが、イライラして不快な状態の時は逆に効果的で、リラックスモードに入れる場合があります。

ですので、夜は絶対に嗅いではいけないということはありません。

おわりに

暑い夏を乗り切るために、香りでリフレッシュ出来る術を是非使ってみて下さい。

 

気分を上げることが出来たり、また落ち着かせることも出来るアロマテラピーは、夏にもお勧めです。

 
 コラムニスト情報
佐藤ユミ子
性別:女性  |   職業:アロマセラピスト 英国IFA認定講師

神奈川県小田原市 英国IFA認定校のアロマサロンFlower'sRoom校長の佐藤ユミ子です。こころとからだをすこやかに保つ、生活の質を高める提案をさせていただきます。植物療法の素晴らしさをお伝えできればと思います。
サロンHP http://www.flowersroom.jp
IFA認定校HP http://www.flowersroom.jp/ifa

 

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