英語の発音を上達させる母音のコツ!自宅で出来る、口と舌の動きを意識した練習方法
こんにちは、英語講師の植田朋子です。
英語の発音に向き合うと、やはり母音の発音が難しいと感じると思います。
これについては実際に声に出して練習するしかないと思うのですが、練習する際のヒントを紹介したいと思います。
まずは鏡の前に行って口を大きく開けて、お医者さんに喉を見てもらう音、o(アに近い音)を出してみましょう。
声を出しながら舌を見ると、oと言うときに舌が後ろの方に沈んでいくのが分かると思います。
次は、わざと舌を下の方においてから「イ」と言ってみましょう。
歯に隠れて見えにくいかもしれませんが、舌の前の方が上がっているのが見えると思います。
このように母音を発音するときは、舌や口を色々な形に動かして、音を作っているということが分かります。
音声学の本を読むと、母音を作るときに、舌がどのような位置からどのように動いて発声されるのか特定されているようです。
例えばイは、舌の前の方の高い位置で作られる音。
o(アに近い音)は、舌の後ろの方の、低い位置で作られる音というように。
ただ残念なのは、特定されてはいるものの、 私達が意識して操ることが難しいということです。
oの音も、鏡を覗きこんだら「あぁ、確かにそんな風に舌が動いているな」と分かるものの、鏡なしに、「oは舌が奥の方で作っている音だ」と感じることが出来る人は少ないのではないでしょうか。
舌の位置については感じることが中々難しいのですが、もう一つの母音を作るときのテクニック、口の開け方については、意識すれば簡単に出来ます。
例えば、o(アに近い音)は大きく口を開けますし、a(アとエの間の音)は、顎を落とすように口を開けます。
また、イは口を横に引っ張るように開ける感じですよね。
私達日本人は、あまり口を開けないで喋ることに慣れているので、口の開け方を意識して少し大げさに発音すると、とても良いと思います。
母音について、どのように発音をすれば良いのか興味が沸いてきた人もいるのではないでしょうか。
各種発音に関する本を購入するのも一つの方法ですが、身近な発音の教科書として英和辞書があります。
英和辞書、一家に一つはありますよね。
辞書の最初の方に、どのように発音すれば良いかの説明が書いてあると思います。
それを利用して、口の開け方と舌の位置、動きを気にしながら発音練習をしてみましょう。
発音練習する際に、発音の友としてお勧めなのがインターネットの音声認識ツールです。
検索サイトなどで、音声認識が出来るものがありますよね。
スマホやパソコンを使って、英語で話しかけてみて下さい。
例えば、hat, hen, hit, hot, hutを発音すると、aeiouの短母音の全てが練習出来ます。
以上をまとめますと、以下のようになります。
- 母音の音を練習するには、口の形、舌の位置と動きを意識すると良い。
- 日本人の私達は、少し大げさに練習することが必要。
- 無料の音声認識ツールを活用しよう。
外国の方のように英語を話したいのであれば、母音の練習は欠かせません。
難しいかもしれませんが、口や舌の位置から再度見直し、根気良く練習してみて下さいね。
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