カメラメーカー選びのコツ!デジカメ3種(一眼レフ・ミラーレス・コンパクトカメラ)の特徴を紹介
こんにちは、写真家の植村耕司です。
今回はカメラメーカー選びのコツを紹介します。
カメラ屋さんや家電量販店に行けば、たくさんのカメラがあるので、何を選べば良いか悩むと思います。
悩むのも楽しいのですが、それは目的がはっきりしている場合のみです。
何となくカメラを新しく買おうと思っている方の悩みが、少しでも解決出来ましたら幸いです。
デジカメには大きく3種類あります。
伝統的な一眼レフデジタルカメラ。
キヤノンやニコンが最も力を入れているカメラで、レンズ交換式です。
最近ではソニーも人気ですね。
撮影者の意図した写真を具現化するには、一番適していると思われるカメラです。
実際に光を受けるイメージセンサーも、35mmフルサイズというフィルムと同じ大きさのセンサーから、APS-Cという一回り小さなセンサーを搭載したカメラが主流です。
当然センサーは大きい方が綺麗に撮れます。
但し、大きく重く、そして高価です。
レンズも豊富で数万円から数百万円まであります。
次に、流行のレンズ交換式カメラです。
いわゆるミラーレス一眼です。
ペンタックスやパナソニック、ソニーや富士フィルム、ニコン、キヤノンなど全てのメーカーが販売しているカメラで、今一番流行していると思います。
上記の1眼レフとの違いは「レフ」がありません。
レフはレフレックスで、反射ミラーのことです。
レンズから通った光を、反射ミラーで反射させ、プリズム等を通ってファインダーで見ているのが一眼レフカメラです。
ミラーレスは、言葉通り反射ミラーを無くし、レンズから通った光が直接イメージセンサーに行く為、光学ファインダーはありません。
ファインダーの付いているミラーレスカメラは、ファインダーに小さな液晶が入っていて、電気的に信号を送り、写しています。
メリットは、ミラーが無い為ボディが小さく薄く作れます。
イメージセンサーも、比較的小型が主流で、その分レンズも小型化出来ています。
それでも、コンパクトタイプよりセンサーは大きく、レンズも大きいので、綺麗に撮れます。
何よりデザインがお洒落な物が多く、女性に人気なのも頷けます。
最も一般的なのは、コンデジと略されるコンパクトタイプです。
メーカーも機種も、デザインも色も豊富です。
気軽に使える安価な物から、本格的な撮影の出来る高価な物まで、本当にたくさん揃っています。
しかし、コンデジといっても侮れません。
上記の2種には無い大きなメリットがあります。
レンズ一体式の為、搭載されるレンズは、そのボディに最適化されています。
ミラーレスカメラを買って、全くレンズ交換をしないのであれば、コンパクトタイプの方が使い易いかもしれません。
さて、ここで「どのタイプのカメラを選ぶのか?どのメーカーを選ぶのか?」という問題があります。
肝心なことですが、各メーカー間によって差があるのは確かです。
しかし、あえてそこには触れずに、私自身が今まで数々のタイプのカメラを持った時の印象を書きます。
各メーカー間の差が気になる方は、ネットで探せば詳しく説明されている記事やブログなどが沢山ありますので、そちらを参考にして下さい。
思い切り主観ですし、参考にならないかもしれませんが、全て自分で購入し、一定期間使用した感想です。
これは仕事で使うカメラですので、一番使います。
主としてキヤノン製を使っていますが、過去にはニコンや他のメーカーも使いました。
キヤノンを使っている理由は、最初に買ったのがキヤノンだったからです。
それから数十年、キヤノンが主流です。
キヤノンとニコンの両巨頭の大きな違いは、ズームレンズの回転方向が逆という、何とも不合理なことです。
慣れることが出来れば良いのですが、慣れなければストレスしか感じません。
レンズは色々と特徴がありますが、写りは好みなので、どのメーカーが良いということは書きません。
ニコンのFマウントは普遍と言われていますが、オールドニコンを使う場合は、制限に注意してく下さい。
キヤノンのEFマウントを選んだ場合は、わざわざ以前のFDは使わないと思うので良いのですが、選んだボディにEF-Sが装着出来るか否かを確認して下さい。
キヤノンのカメラは、EFマウントという名で、35mmフルサイズ用レンズはEFレンズです。
APS-Cは、EFレンズとEF-Sレンズが装着可能です。
一眼レフのデメリットは大きく重く、高価なことです。
メリットは、やはり綺麗に撮れること、ストレス無く撮れることでしょう。
また、オートフォーカスの速度や正確さなどがあります。
これは仕事以外に、普段から持ち歩くために購入してみました。
一眼レフよりも小型化されているのが魅力で、マイクロフォーサーズという規格のカメラと、レンズも数本購入しました。
しかし、今まで購入したカメラの中で、最も短命でした。
お店やカタログで、小型化という言葉を良く見かけますが、実際に持ち歩くとそれほど小型でもありません。
ボディにレンズを付けているので、当たり前ですね。
ボディ単体では小型かもしれませんが、レンズを装着したときや望遠レンズも一緒に持って出かけると、それなりに荷物になります。
「一眼レフに比べて小さいだけ」ということを、しっかり認識しないといけません。
但し、一眼レフを持っていないのであれば、購入を前提に考えて欲しいです。
気軽にレンズ交換をして、コンパクトでは味わえない写真の楽しみを感じていただければと思います。
一眼レフのサブカメラでなく、ミラーレスでしっかり撮る。
これが失敗しないミラーレス選びだと思います。
最も一般的で、普及しているレンズ一体式カメラです。
本格的な撮影が出来る機能を持ったカメラから、SNSなどに投稿することに特化しボタン類をなるべく省略したカメラまで、ありとあらゆるカメラがあります。
メリットは小さく軽く、気軽に使えることです。
デメリットは本格的な撮影に不向きな場合もあることです。
小さいということは、バッテリーも小さいので、消費が早く予備バッテリーが必要な場合もあります。
では、実際にカメラ初めて買う方や、とりあえず買い換えたいという方に、カメラ選びのコツを書きます。
数あるデジタルカメラで、何を選ぶべきでしょうか。
- ご自身の好きな色のボディがあるか?
- デザインは好みか?
- 自分の持っている服やカバンに合うか?
この3つのポイントで選んでも良いです。
近年発売されているカメラは、どこのメーカーを買っても、どのモデルを買ってもしっかり写ります。
しかも、かなり綺麗に撮れます。
それであれば、色やデザインで選びましょう。
カメラはデジタルになって、急速に普及しました。
以前のように「一家に1台お父さん専用」ではありません。
今や一人1台の時代です。
自分のライフスタイルにあったデザインのカメラを持てば良いのです。
女性なら、数種類のカバンやアクセサリーを持つように、カメラを選べば良いと思います。
機能や性能を重視する余り、持って出るには気合が必要になるより、普段から気軽に持って出かけ、たくさん撮影した方が、写真を楽しめると思います。
女性がコンパクトタイプを選ぶ際のコツで、意外と販売店では言ってくれないことがあります。
「小さいですよ。軽いですよ。」とは言ってくれますが、それは、使うときに今までのカメラと比べて小さいだけです。
本当に求める小ささとは「電源を切ったときの小ささや薄さ」です。
カバンやポーチに入れるときは、電源を切っています。
その時の大きさや薄さで選んでも良いと思います。
お洒落をして、お気に入りのポーチに入るカメラでないと、せっかく買っても持って出かけないと思います。
逆に、使うときは少々大きくても、写真を撮るだけなのであまり関係がないのです。
電源を切ったときに小さければ良いのです。
メーカーはこういう所の対応をしっかりしないので、コンパクトさはスマートフォンに負けると思います。
いかがでしたでしょうか。
コンパクト以外も、普通に写真撮影するのであれば、どこのメーカーを使っても大きくは変わりません。
好きなメーカーで選ぶ、CMタレントで選ぶ、友達と同じだから選ぶ、違うから選ぶ、使いたいレンズがあるメーカーを選ぶなど、理由は何でも良いと思います。
カメラは写真を撮る道具です。
好きな道具を使って、写真ライフを楽しんで下さいね。
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