秋冬ナチュラルメイクには「ベージュ」のアイシャドウ!肌に合った選び方のポイント

執筆者: 中井美香 職業:カラーリスト
ナチュラルメイクに外せない「ベージュのアイシャドウ」

こんにちは、カラーリストの中井美香です。

 

ここ数年のメイクの主流は「ナチュラルメイク」です。

そのナチュラルメイクに欠かせないが「ベージュのアイシャドウ」です。

 

人間の肌色に近いベージュは、とても身近な色ですが、人によって得意・不得意がきっぱり分かれる色。

ある人にとっては使いやすい「定番カラー」も、別の人にとっては「苦手カラー」と、評価が分かれる色なのです。

 

 

ベージュが得意な人・苦手な人の特徴

人は、肌色に応じて、似合う色が変わってきます。

似合う色は大きく2分され、一方は黄みの強い色(イエローベースの色)が似合う肌、そしてもう一方は青みの強い色(ブルーベースの色)が似合う肌です。

 

ベージュが似合う人

ベージュが得意なのは、イエローベースの(色が似合う)肌の人です。

ベージュは、黄みの強い色なので、アイシャドウの場合、その黄みが肌に馴染み、自然な深みや立体感を与えてくれるのです。


ベージュが苦手なのは?

反対に、ベージュが苦手なのは、ブルーベースの(色が似合う)肌の人です。

こちらは、ベージュの黄みの強さが肌に馴染まず、違和感となります。

 

ベージュのアイシャドウを使うと「瞼が腫れぼったくなる」「肌色がくすんで見える」「疲れて見える」と感じる方も、恐らく多くはこの肌色タイプだと思われます。

 

肌色により選ぶベージュが違う

この様にベージュは、得意・不得意が分かれる色です。

しかし、色選びのポイントを押さえると、どの肌色の人にとっても「使える色」になります。

ではその肌色別の、ベージュ選びのポイントをご紹介します。

 

イエローベースの肌の人

まず、イエローベースの肌の人は、黄みの強いベージュを選ぶのが基本です。

「ゴールドやオレンジを感じるベージュ」です。


ただし、ベージュが似合うはずなのに「コレ!」と思えるものが、なかなか見つからないという場合は、そのベージュの「明るさ」「濁り(ある・なし)」「質感(パール・マット・セミマット等)」のいずれかが苦手だと思われます。

そこを調整されると、ぴったりなものが見つかります。

 

ブルーベースの肌の人

そして、一般的にはベージュが苦手なブルーベースの肌の人にも、実は似合う色味があります。

それは黄みの少ないベージュです。

「紫を感じるモーブ系のベージュや、ピンクベージュ、グレーみのあるベージュ」などは、ブルーベースの肌の人でも"くすみ感"が出にくく、お肌に馴染みやすい色です。

 

 

左の画像は、イエローベースの肌に似合う黄みの強いベージュ。

よく見かけるベージュはこちらの色が多いです。


右はブルーベースの肌に似合う黄みの少ないベージュ。

ベージュが苦手な人に馴染みやすい色です。

 

アイシャドウの色は、自分の肌色をプラスして考える

アイシャドウの色選びで失敗しやすいのは「パレットの色がそのまま発色する」と勘違いしてしまうことです。

 

実際は、パレットの色+自分の肌色が「見た目の発色」となります。

特にベージュは、自分の肌色の影響を受けやすい色です。

肌の上に乗せた時に、どんな色だとイメージ通りの発色になるのか、そこを考慮して選んでみて下さい。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

秋冬のメイクトレンドでも、ベージュのアイカラーには注目が集まっています。

馴染むベージュを見極めて、秋冬メイクをお楽しみ下さい。

 
 コラムニスト情報
中井美香
性別:女性  |   職業:カラーリスト

パーソナルカラー、骨格診断で、似合う色とデザインをご提案するカラーリストです。色の事、デザインの事、メイクの事を書いていきたいと思っています。