サッカー日本代表サポーターの問題点(応援の問題)その2

執筆者: トム小島

前回の記事の続きとして、日本代表サポーターの問題、今回は応援を仕切る組織について、書きたいと思います。

 


日本代表の応援歌(チャント)は誰が作っているのか?
日本代表の応援は、誰がを仕切っているのか?



それは、代表的なサポーター組織である「ウルトラス・ニッポン」であると思われます。
※直接確認できたわけではないので、あくまで推測となります(以降はそうであると仮定して話を続けます)

 


ウルトラスというグループは、長年、日本代表のサポーターとして応援を続けており、
日本代表の試合があれば、どんなところにでも駆けつけて応援をしています。
※もちろん、全員ではなく、その都度何人かが、ということになります

 


たまにだけスタジアムに行って応援する一般サポーター(注1)と比べれば、
彼らは相当な熱意と努力をもって、日本代表をサポートしており、
そういった面では、我々一般のサポーターは、彼らを尊敬し、感謝しないといけないとも思います。
(注1:サポーターとは何か、という議論はありますが、ここでは組織に属さない所謂普通のサポーターを一般サポーターとします)

 


しかし、彼らがリードする応援が、周囲を巻き込めないような魅力のない応援だとしたら、それは大きな問題です。

応援というのは、多くの人が応援してこそ、迫力のあるものと私は考えます。
一部の人だけが応援しても、全く迫力がなく、ピッチで戦う選手達をサポートしているとは言えないはずです。

そういう意味でも、日本代表の応援を仕切る人、つまり「ウルトラス・ニッポン」は、できる限り周囲を巻き込める応援をすべき、ということになります。

 


しかし、残念ながら、ブラジルW杯では、彼らにそれができていなかったのは事実です。
更に付け加えれば、ブラジルW杯だけでなく、普段からそれができていないとも言えます。

彼らにしてみれば、
「自分達は毎回スタジアムに行って応援しているのに、たまにしかスタジアムに来ないやつらが、何を言ってるんだ?」という気持ちかもしれません。

しかし、それではサポーターの仕切り役は務まりません。

 


また、サポーターの応援は、そのチームのイメージを左右するものといっても過言ではなく、日本代表サポーターの応援は、日本代表自体、はたまた日本という国そのもののイメージを左右するものともいえます。
※サポーターがチームのイメージに与える影響については、別記事にて説明したいと思います

彼らもそういったことを理解し、そのつもりで応援をしていると思いますが、
事実として、周囲を巻き込む応援ができていないわけで、改善をしなければならないと思います。

 


非常に酷な話ではありますが、ブラジルW杯で日本代表が惨敗した原因の1つとして、
僅かではあるものの「ウルトラス・ニッポン」が、応援をうまくリードできなかったことが上げられると思います。

選手や監督、協会については、誰もが批評し、責任を追及をするのですが、
ほとんど誰も触れていない、この「サポーター」の問題、具体的には「ウルトラス・ニッポン」の応援の仕切りの問題について、議論する必要があるのではないでしょうか。

 

※当記事は、「ウルトラス・ニッポン」という組織自体を批判するものではなく、

 日本代表の応援が、今より素晴らしいものとなることを祈願し寄稿したものです

 

 

 

 
 コラムニスト情報
トム小島
性別:男性  |  

『厳しくも愛のある文書』がモットーの辛口コラムニスト。
大学卒業後、一般企業に就職するも大好きなサッカーへの情熱を断ち切れず、
スポーツライターの道へ進むことを決意。

学生時代からライターへ転身した現在に至るまで、
イングランド、イタリア、スペインなど数多くの国で試合を観戦し、
2014年のワールドカップブラジル大会も現地で試合を観戦。

最近もっとも気に入っているクラブは、
スペインで果敢な攻撃的サッカーにチャレンジしているラージョ・バジェカーノ。

 

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