ひんやり美味しい!「昆布水で作る簡単水ようかん」の作り方レシピ

執筆者: 岩佐 優 職業:昆布料理研究家
はじめに

こんにちは、昆布料理研究家の岩佐優です。

 

今回は、前回ご紹介した「遊山箱」に必ず入っていた、「昆布水水ようかん」の簡単料理レシピをご紹介したいと思います。

 

必要な材料

材料は昆布水、小豆(あずき)、寒天、葛粉、砂糖のみです。
小豆はデンプンとタンパク質で出来ていて、ビタミンB1を多く含んでいます。

ビタミンB1は筋肉の中に疲労物質が溜まることを防ぐ働きがあります。
筋肉を使って疲れたとき、また筋肉痛や肩こりのあるとき、小豆を食べれば症状が改善されますよ。

また、小豆の外皮には、利尿や便通を促進するサポニンという成分が多く含まれています。
さらに、二日酔い改善の効果もあるのです。

 

 

 

昆布水水ようかんのレシピ
材料

流し缶1枚分(12×15×4cm)

 

  • 棒寒天   4g
  • 昆布水   500cc
  • 上白糖   100g
  • 小豆こし餡 380g
  • 水     50cc
  • 葛粉    5g

 

和菓子屋さんなどで、小豆こし餡やその材料となる生餡を手に入れることが出来ますよ。

 

作り方
  1. 棒寒天をたっぷりの水で、一晩漬けておきます。
     
  2. 葛粉5gに水50ccを加え、指先でしっかり溶き、茶漉しで漉します。
     
  3. 水に漬けておいた棒寒天を引き上げ、水気を切ります。
    昆布水500ccを加えて火にかけ、しっかりと沸騰させます。
    (沸騰させて寒天を完全に煮溶かす)
     
  4. 棒寒天が溶けたら、上白糖100gを加え、更に小豆こし餡を380gを加えます。
    しっかり沸騰させましょう。
     
  5. 水で溶いた葛粉を加え、再び沸騰させます。
    氷水に入れて粗熱を取ります。
    鍋を冷水にあて、ゆっくりと混ぜながら少しトロミが出るまで冷まします。
    少し熱めのお風呂の温度程度です。
    その後、粉ふるいで漉します。
     
  6. 食べやすい容器に流します。
    色々な容器でお試し下さい。

 

簡単な昆布水の作り方

  1. 1ℓのお水に対して、10gの昆布を入れ、そのまま一晩置きます。
  2. 昆布を取り出して完成です。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

幼い頃のあの時、樹の上の小屋で遊んだ葉っぱの匂いや、潮が作った海の匂い。
母と二人、小麦畑で昼ご飯、井戸水の清々しい香りや土の匂い。

そんなひなびた記憶を、この味は思い出させます。

 
 コラムニスト情報
岩佐 優
性別:男性  |   職業:昆布料理研究家

昆布料理研究家 岩佐優が目指すのは、
毎日の食卓に昆布料理物語を!
料理家が提案する昆布ライフ!
できるだけ始末して、料理して、
おいしくご飯を食べたいと願う全国の方々に
昆布料理の本物の料理、始末した昆布料理の真髄を提供することです。

安心して召し上がれる食材を選び、旬のものをこの今に味わい、
春夏秋冬ならではの料理を私が作っています。
昆布料理  うさぎや
HP http://kyoutousagiya.jimdo.com/