介護保険の手続きの流れ!申請後の認定調査ポイント (1/2)
こんにちは。
ベストウェイケアアカデミーの馬淵敦士と申します。
前回は、介護保険の認定申請のお話をさせて頂きました。
「介護保険を使う」第一歩は、申請。
しかも、利用する意思がなければだめでした。
それでは、次の段階ですね。
申請が終わったら、次はどうなるのだろうというところに、話を移していきましょう。
申請をしてから1週間以内に電話が掛かってきます。
「先日介護保険の認定申請をしていただいたかと思いますが、認定調査に伺いたいと思います。いつが良いですか?」というようなアポイントの電話です。
「えっ調査?」と思いますよね。
調査が好きな人は、誰一人いません。
しかし、安心して下さい。
この調査は何ら怖いものではありません。
介護保険法上位置付けられた「認定調査」というもので、どの程度の介護が必要なのかを見極めるものとなっています。
そのため、都合の良い日を調整して、来て貰って下さい。
ちなみに、介護が必要な方が自宅にいる場合は、自宅に来られます。
入院中の場合、病院に来て貰うことも可能です。
さて、次に気になることは、どのようなことを聞かれるのかですよね。
聞き取りの項目数は、国が決めた74項目があります。
地域によっての差もありません。
ここで、一部だけになりますがご紹介します。
- 両足で立っていることが出来ますか?
- ご自分で歯磨きが出来ますか?
- ひどい物忘れがありますか?
- 食べられない物を口に入れることがありますか?
以上のようなことを聞かれます。
日常生活のありのままを答えていただければ良いので、格好付ける必要もありません。
逆に出来るのに、出来ないという必要もありません。
ちなみに、調査に来る人(「認定調査員」といいます)は、初めて認定調査を受ける人は、ほとんどの場合、市町村の職員が来ます。
2回目以降であれば、地域のケアマネジャーさんが来ることもあります。
いずれにせよ、介護認定に関しての専門家ですので、安心して調査を受けていただければ良いでしょう。
さて、不安だった認定調査も終わり、後は何かすることはあるのでしょうか?
結論を言いますと、後は待つだけになります。
認定結果の通知に関しては、郵送されますので、それまで待つしかありません。
認定結果を大体で良いので知りたいという方は、インターネット環境がある方であれば、知ることが出来ます。
認定調査に来られた際、認定調査員が控えを置いていったと思います。
その控えに基づいて、おおよその結果を知ることが可能です。
ちなみに、この認定調査でチェックした結果を「一次判定」といいます。
最終判定は、後ほどお話しする「二次判定」で出ますので、あくまで参考としかなりません。
インターネット検索で「認定調査 シミュレーション」などと検索していただき、調査項目を入力すれば判定されます。
何度も言いますが、あくまでご参考ということで。

はじめまして。
大阪府豊中市でかいごの学校をしております、ベストウェイケアアカデミーの馬淵敦士と申します。
主として介護系受験対策講座の講師などで呼ばれたところへ飛んでおります。
また、教育分野をより深く探求するため、現在奈良教育大学大学院教育学研究科へ所属しております。
所属学会:日本児童青年精神医学会
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