お花屋さんになりたいあなたへ!フローリストが語る、お花の仕事を目指すために必要な5か条

執筆者: 高橋 綾子 職業:フラワーデザイナー/ライター
はじめに

こんにちは。フラワーデザイナーの高橋綾子です。


花の仕事を始めて間もなく20年。

何度となく、「花屋さんになるにはどうしたら良いか」と言うご相談を受けてきました。

そして昨今、憧れだった花の仕事に就きたいという方が、多くなってきたように思います。



そこで、私なりの「花屋になるために必要な5か条」をまとめてみました。

 

やってみたいと思う熱意

何よりもまず大事なのは「どうしても花屋さんになりたい」という、熱い想い。


花が好きなのはもちろん、夢に向かって頑張り続けるには、その熱意を持ち続けられるかにかかっています。

しっかり自分と向き合い、頑張るぞと思えたら、最初の1歩を踏み出したも同じ。

一緒に花の世界で頑張っていきましょう。

 

心の身体の健康

次に大切なのは、心と身体が十分に健康であること。


ご存知の通り、花屋はとても過酷な仕事です。

寒い中での作業、長時間の立ち仕事、重い荷物を運ぶことも日常茶飯事。

忙しくなれば、十分に休みを取れない事もあり得ます。

お客様や周りのスタッフに迷惑をかけない為にも、心と身体の健康は不可欠です。


休日には、心身ともにリフレッシュできる環境作りも大切ですよ。

 

習うより慣れろ

熱意と健康面をクリアできたら、知識と技術を学びましょう。


花業界に携わる人の為の専門学校や、開業コースを設けている花のスクールもあります。

そういった所でしっかり学ぶのもいいですが、花屋で働きながら覚えるのも1つの方法です。

現場で日々繰り返す作業は、知らず知らずのうちに身についていくもの。



習う事も大事ですが、それを実践で生かしてこその知識や技術。

習うより慣れろ、の気持ちで取り組んでみる事をお勧めします。

 

すべてが勉強

花の事だけを知っていても、花屋にはなれません。

経済や自然環境、海外との輸出入、芸術やファッションの流行など、花の世界は世の中の大部分と繋がっています。

花だけに固執せず、世界を広く見渡して知識を増やしていくのも、勉強の1つだと心得ましょう。

 

謙虚な気持ち

そして最後に、忘れてはならないのが、花は生き物だという事。


店頭に並んでいる切り花も、種から芽を出し葉を育て、やっと咲いた花たちです。

私たち花屋は、そんな生きている物を扱う職業。

自然の恵みに感謝して、ひとつひとつを大切に扱う、謙虚な気持ちを忘れずにいたいものです。

 

おわりに

花屋になる為に必要なのは、実は心構えのような気がします。

技術や知識は、やる気があれば自然と身についていきます。

花屋さんになりたいと思う強い気持ちがあれば、誰でもが目指せる職業。

 

さあ、あなたも、最初の一歩を踏み出してみませんか?

 
 コラムニスト情報
高橋 綾子
性別:女性  |   職業:フラワーデザイナー/ライター

フラワーデザイナー、フローリスト、ライター

東京世田谷にて2000年に、夫と共にフラワーショップ『evergreen』をOPEN。
店頭、ウェブでのお花の販売のほか、ウェディング、レッスンなど幅広く活動を行っています。

毎日の暮らしに花を取り入れる提案や花合せのコツだけでなく、カラーやインテリア、写真やガーデニングなどなど、毎日の生活をもっと楽しいものにする、そんな情報を発信できたら・・・と思っています。

サイトやブログでも、お花の情報を公開中です!
HP http://www.f-evergreen.com
ブログ http://blog.livedoor.jp/fevergreen/

 

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